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2013.09.15 SUN
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vs千葉ロッテ 第21回戦

スタンドを埋め尽くすファンとともに展開した対マリーンズの「総力戦」は、劇的な一戦となりました。1点ビハインドで迎えた6回途中から早くも涌井を投入して相手の追撃を防ぐと、7回には同点に追いつきます。そして延長戦に入った死闘は、11回に金子が適時打を放ち3対2でサヨナラ勝ちとなりました。まずは、同点に追いつき流れを変えた7回の攻撃を振り返りましょう。

1対2で迎えた7回裏。相手の2番手・カルロス・ロサから2死2塁とすると、ここで代打・カーターが打席へ入ります。「まっすぐ狙いでスライダーがきたけど、しっかり反応して捉えることができた」と振り返るように、初球にうまくタイミングを合わせて引っ張ります。鋭いゴロは1塁手を強襲。これを見た2塁走者・秋山は本塁へ突入します。相手の素早い返球の前に厳しいタイミングとなりますが、ここで秋山はタッチをかいくぐるようにバックネット側へ滑り込み、手を伸ばしてホームベースをタッチ。見事な走塁で同点に追いつきました。これにはカーターもすっかりエキサイティングし、ベンチへ戻った際に選手たちと激しいハイタッチ。ムードメーカーの活躍が、チームの士気を高めます。

そして延長戦に持ち込み迎えた11回裏に、歓喜の瞬間が訪れます。11回表には6番手・増田が1死3塁のピンチを切り抜け、波に乗って迎えた攻撃でした。相手の6番手・レデズマに対し、中村と炭谷の安打などで1死満塁とサヨナラの好機をつくります。スタンドが異様な雰囲気となる中で打席に入った金子は、相手が送り込んだ7番手・上野の前に追い込まれますが、低めの直球に食らいつきます。ゴロとなった打球は一二塁間をしぶとく抜け、サヨナラの適時打に。金子はベンチから飛び出したチームメートから手荒い祝福を受け、満面の笑顔を見せてくれました。増田と金子のルーキー2人が呼び込んだ勝利に、スタンドの興奮も最高潮に達しています。

今日の試合から片岡が戦線復帰を果たし、役者がそろってきました。この勝利を起点に、逆転でのクライマックスシリーズ進出に向け猛進しましょう!

ヒーローインタビューは、サヨナラヒットの金子選手です!

-ナイスバッティング!

(金子)ありがとうございます!

-ビショビショですが、どんな気分ですか?

(金子)本当にうれしいです!

-しびれる場面で打順がまわってきました。どんな考えで打席に入ったのですか?

(金子)あれこれ迷っても仕方ないですし、ああいうチャンスでまわしてもらったので、思い切っていこうと思いました。

-追い込まれてからの心の内はどうでしたか?

(金子)追い込まれてしまったので、とにかく来た球に食らいついていこうという思いでバットを振りました。

-打球が抜けた時は?

(金子)一瞬、普通にヒットを打った感じになってしまったんですけど、ベンチから飛び出して来てくれて、こんなビショ濡れになって。本当に初めてのいい経験ができました。

-開幕からの活躍がありました。そして、一度1軍を離れました。ここの終盤はどのようにプレーしていますか。

(金子)なかなかうまくいかないことも多くなって、難しいことも多いですが、とにかくライオンズの勝利に貢献できるように、残り少ない試合ですが、毎日全力でプレーしたいと思います!

-プロ1年目で経験する、このクライマックスシリーズ進出争い。どんな日々ですか?

(金子)今まで野球をやってきた中でこんな経験は本当になくて。毎日が、自分にとって本当にいい経験になっているなと思います。

-さぁ、残り18試合に向けての意気込み、決意を聞かせていただけますか。

(金子)クライマックスシリーズ進出に向けて、毎日ファンの方も一緒に戦って、最後まであきらめず頑張っていきましょう!

-おめでとうございました。サヨナラヒットの金子選手でした!

(金子)ありがとうございました!

渡辺監督コメント

みんながしっかりつないで、最後はネコ(金子)が追い込まれながらもしっかり打ってくれた。

(金子について)
あの場面は打つだけだったので、とにかくどういう形でもいいから1点という場面だった。でも、その前にしっかり金子までつないでいった結果だと思う。

(増田について)
ピンチもあったけれど、粘り強く本当に1点もやれないケースの中で得点を与えずに久しぶりに良い仕事をしたなと思う。自信にしていってほしい。

(岡本洋について)
それなりには投げたが、点を取った後にやっぱり取られるという形が今日もあった。今日は本当競り合いという感じだったので、とにかく継投でつないでいって後半勝負だなと思っていた。

これ以上離されるとやっぱりしんどくなりますし、数字の可能性がある限り一つ一つ集中して試合を戦っていきたいと思う。とにかく今日の勝ちというのはチームにとっても非常に大きい。なんとかその勝ちを明日に生かしたいなと思う。

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