vs東京ヤクルト 第2回戦
プロ初登板となるスワローズ先発・徳山に対し、容赦なく襲いかかったライオンズ打線。徳山をノックアウトして中盤までにリードを広げましたが、終盤に反撃を許し一時は1点差とされます。しかし、9回表に武山が移籍後初打席で2点適時打を放つなど再びリードを広げ9対3で勝利。先発・牧田は7回3失点で4勝目を挙げ、敵地で交流戦連勝スタートを切りました。
ライオンズらしくつながりを見せた打線。その中心的役割を担ったのは、打撃好調の浅村と坂田でした。
初回、徳山にとってプロ最初の相手となる1番・浅村が、甘く入った変化球を見逃さずに思い切り引っ張ります。打球は弾丸のように伸び、ファンの待ち受ける左翼席へ。見事な先頭打者弾は今季第4号、そして14試合連続安打となりました。
浅村の活躍は打撃だけにとどまりません。3回裏の三遊間への鋭いゴロに対し、遊撃手・浅村が飛びついてつかむ好捕を見せます。続く4回表には2番手・七條から右前安打を放つと、すかさず盗塁を敢行し見事成功。この後秋山の中前安打で生還しました。
走・攻・守に渡る活躍が光った浅村。持ち味である思い切りのよさは、対戦経験の少ない相手と戦う交流戦でプラスに働くことでしょう。
また、打撃好調の6番・坂田が今日もバットで活躍しました。1対0で迎えた3回表に2死1,2塁の好機で左中間を破る打球を放ち、2人の走者が生還。「チャンスだったので初球のストライクから攻めていこうと思いました」と振り返るように強気な姿勢が功を奏し、2試合続けての適時打を記録します。試合を通しては4安打と固め打ちを見せ、今季5度目の猛打賞としました。
あさっては東京ドームに乗り込み、セ・リーグ首位のジャイアンツに相対します。強力な牙城を打ち破り、大きな勢いを形成しましょう!
今日のヒーローは4安打の大活躍、坂田選手です!
-4安打で打率が4割を超えました。
(坂田)いやぁ、できすぎです!
-打率.405という数字を見て、何か感じますか?
(坂田)こんなに打ったことがないので、一打席一打席これからも集中してやっていきたいと思います。
-タイムリーを含む4安打。この元気の源はなんですか。
(坂田)ご飯を3食しっかり食べてるからだと思います。
-やはりそれが基本ですね。
(坂田)はい。絶対です。
-チャンスでも抜群に強いのですが、チャンスの時はどんな気持ちで打席に向かっているのでしょうか。
(坂田)あまり気負わずに、集中して自分のバッティングをしようと心掛けています。
-それから今日は守りでも素晴らしいバックホームがありました。あの場面はどんな気持ちでしたか?
(坂田)今までホームで刺したことがないので、本当にうれしいです。
-交流戦2連勝スタートになりました。これはチームにとって勢いがつくのではないでしょうか。
(坂田)最近負け越していたので、交流戦に入ってから2連勝できたことはすごく大きいと思います。
-それでは最後に、熱い声援を送ってくれたライオンズファンの皆さんにメッセージをお願いします。
(坂田)昨日今日とアウェイにもかかわらず、たくさんの応援に勇気をもらいました。またあさってからも応援をよろしくお願いします!
渡辺監督コメント
牧田は爪の甘さが出たけれど試合を作ってくれたのは良かった。
この2試合でチームが勝ちを意識してつながりも出てきた。