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2012.09.13 THU
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vsオリックス 第22回戦

プロ2度目の先発登板となった前田に、5回まで無得点に抑えられていたライオンズ打線。しかし、6回裏に牧田の好投に応える大量7点を挙げ、8対1の快勝。9連戦最初のカードの勝ち越しに成功しました。

9月6日の登板で今季10勝目をマークしている先発・牧田は、今夜もテンポ良い投球を披露。1回表を3者凡退で立ち上がります。

2回表は2死2塁から後藤に先制適時打を放たれて1点を失いますが、その後は緩急自在の投球が冴え渡り、3回表、4回表と2イニング連続の3者凡退に抑えます。

5回表は2死から日高、安達と詰まらせた打球がいずれもライン際に落ちる不運な連打で1,3塁とされた牧田。しかし、ここは川端を変化球で二飛に打ち取って踏ん張ります。

6回表は危なげなく3人で抑えた牧田。逆転してもらってからの7回表、8回表もパーフェクトに抑え込み、8回を110球、被安打4、奪三振4、無四球。チームトップの11勝目をマークしました。

打線では、下位打線で起用された7番・熊代、8番・高山が期待に応えました。この2人の活躍を振り返りましょう。

2回裏、2死から打席に入った熊代は、外角の変化球に食らい付き、中前安打を放ちます。2塁へ盗塁は失敗となりましたが、3回裏、打ち直しの先頭打者となった高山が左前安打を放ちます。

円陣を組んで臨んだ5回裏は、1死から熊代がこれも外角低めの変化球に食らい付き、一二塁間を突破する右前安打を放ち、5月26日以来となる複数安打を記録。続く高山も、高めの球を引っ張る左前安打を放ち、2011年5月13日以来となる複数安打をマークします。

そして6回裏、1死満塁から6番・ヘルマンが押し出し四球を選び、1対1の同点に追い付くと、打席には熊代。高めに外れる直球を強振し、右翼手が定位置で捕球する犠飛を放ち、2対1。これが決勝点となりました。

なおも2死1,2塁となった場面で、高山が四球を選んで1塁へ歩くと、続く炭谷の打球は遊撃手の前に転がります。チェンジになるかと思ったその瞬間、2塁への送球が高くそれ、二塁手の足が離れた一瞬の隙に、1塁走者・高山が執念のスライディング。これがセーフとなって3対1と点差を広げました。

さらに2死満塁となり、ここで試合の行方を決定付ける一打を放ったのは1番・浅村でした。代わった2番手・比嘉の初球をジャストミートした打球は、左中間を深々と破る走者一掃の3点適時二塁打。浅村は、5打数3安打3打点と大暴れ。今夜はいずれも初球を捉えた3本の安打で、このカード2度目の猛打賞を獲得した浅村。若き核弾頭から、ますます目が離せません。

明日からは、QVCマリン、そしてヤフードームと続く、敵地での6連戦が始まります。「まだまだどこのチームも上を目指していきますし、うちも一戦一戦集中していこうと思います」と、渡辺監督も気を引き締めました。優勝を信じるライオンズファンの声援が、勝利への執念を見せるチームの背中を、グッと後押しします!!

-今日のヒーローは、熊代選手と牧田投手です!

-勝ち越しの犠牲フライを放った、熊代聖人選手です!

(熊代)ありがとうございます!

-あの場面からうかがいましょう。どんな思いでしたか?

(熊代)ヒーローになるんだ、という気持ちで打席に入りました。

-その思い通りのお立ち台。いかがですか?

(熊代)本当になるとは思っていなかったので、びっくりしています。

-その回は、中島選手も必死に走ってくれましたね?

(熊代)そうですね。ベンチに帰って「中島さん、ありがとうございました」と、しっかり伝えました。

-その答えは?

(熊代)「大丈夫」と言ってました。

-今日は2安打1打点。スタメン起用にもしっかりと応えたんじゃないですか?

(熊代)そうですね。たまにしか無いチャンスなので、その期待にしっかり応えたいな、と思って試合に臨みました。

-その結果、チームとしても長い9連戦、最初のカードを勝ち越しとしました。勝利への思いを感じますよね。

(熊代)チームの勢いも雰囲気もいいので、その勢いに僕が乗り遅れないように、逆に引っ張るつもりで、しっかりやります。

-いい勢いを感じさせる熊代選手の最後の一言、ファンも楽しみにしていると思うのですが、一言、締めていただけますか?

(熊代)この間は、熊さんポーズをやらせていただいて、あまり受けていなかったのですけれど、やらせていただきたいと思います。今日は「1、2、3、クマシー!」でお願いします。それでは行きます。1、2、3、クマシー!!!

-おめでとうございます! 今日のヒーロー、まずは1人目、熊代選手でした。

-続いては、11勝目を挙げました、牧田投手です。おめでとうございます。

(牧田)ありがとうございます!

-今日の内容を振り返って、いかがでしょうか?

(牧田)2回表に先制点を取られてしまいました。先制点を与えたくないと思っていたのが、取られてしまったので、ちょっとリズムが悪かったと思います。

-でもその後、しっかり修正できたのではないですか?

(牧田)なんとか粘って、野手の人に助けてもらおうと思って必死で頑張りました。

-その野手の方に助けてもらったのが、6回裏でした。あのときの思いは?

(牧田)ノーアウトだったので、なんとか全員かえしてくれ、と心の中で思っていました。

-その6回裏は、熊代選手の犠牲フライで勝ち越した後、杉本投手コーチから何か一言掛けられていましたが?

(牧田)勝ち越しても2回以降のピッチングを心掛けてくれということで、特に気持ちは変えず、いつも通りで行け、と言われました。

-その思いに応えて、チームも大量得点を取ってくれました。

(牧田)非常に助かりました。

-これでチームトップの11勝目としました。いかがでしょうか?

(牧田)まだまだ試合も続きますし、首位といってもゲーム差がないので、なんとか一戦一戦、勝てるように頑張って行きたいと思います。

-では、その11勝目を見届けてくださったファンの方にメッセージをお願いします。

(牧田)厳しい戦いがまだまだ続きますけれど、みなさんの熱い、熱い、熱い、応援が必要です。応援よろしくお願いします!!

渡辺監督コメント

スコアリングポジションに送れてチャンスを作ったのですが、やっぱり一本がでないという感じ。

(相手投手)前田君もしっかり腕を振って投げてきてましたし、ちょっと打ちあぐんでいるというか、スプリット系のボールにちょっと手こずっていましたね。
途中からそれに対応しようと思って、しっかり見極めたんじゃないかなと思います。

(熊代選手と高山選手について)7,8のところで二人は対応できていた。
今日はまんべんなくつなぎの意識ができていた。

(6回の猛攻のキーマンは)エスティン(ヘルマン)のしっかりボールを見極めたところかな。
押し出し。
ノーアウト満塁でちょっと嫌な感じだったので、そこをしっかり見極めてくれたので、彼の持ち味が出たと思います。

(牧田投手について)先に1点は取られたんですけど、なんとか1点にしのいでくれた。
点を取った次の回も非常に腕が振れていたんじゃないかなと思います。

久しぶりに点差が開いたので見てましたけど、ただやっぱり最後の最後まで気を引き締めていかなきゃいけないと思います。

まだまだどこのチームも上を目指していきますし、うちも一戦一戦集中していこうと思います。

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