試合情報

昨日大勝した勢いのまま仙台に乗り込むイーグルス戦。8月は4勝負け無しと好投を続けた先発･野上は、立ち上がりから制球に苦しむも要所を締めて粘投。6回途中まで投げて1失点としますが、打線が今季4度目の対戦となる相手先発･辛島を攻略できず、0対1で完封負けとなりました。

先発･野上は6月27日以来となる敗戦投手になりましたが、粘りの投球で最少失点にしのいで先発の役割を果たしました。

立ち上がりから制球に苦しみ、3回まで毎回得点圏に走者を出す野上。それでも要所を締めて無失点に抑えていきます。

序盤の野上について杉本投手コーチは「守りに入り過ぎているから、もっとストライク先行で攻撃的に次の回から攻めてほしい」と注文します。すると、4回裏は中堅手･秋山、二塁手･浅村の好守にもり立てられ、この試合初めての3者凡退に。苦しむ野上を野手が助け、チームの固い結束が実を結ぶ守りとなりました。

しかし、5回裏には1死2塁で藤田に高めに浮いた変化球を狙われて先制適時打に。続く6回表も制球を修正できず、ピンチを作ったままの悔しい途中降板となりました。

一球の失投が試合を左右するのが野球の怖さ。自身の生命線である制球力に磨きをかけ、もうひと回り大きくなった姿を次の登板で見せましょう。

その野上の後を受け、6回途中から登板したのは2番手･松永。見事火消しの役割を果たします。

1死1,2塁とピンチでの投球となりますが、まずは岡島を得意のスライダーで泳がせ三飛。続く島内もスライダーでわずかにタイミングを狂わせ、浅い右飛に打ち取りピンチを脱出。2人の左打者を仕留めました。

松永は昨日約1ヶ月ぶりとなる1軍登板を果たしましたが、制球が定まらずに失点するなど満足のいく投球ではありませんでした。今日のように好投を続け、ベンチの信頼を得て「左殺しの切り札」として定着していきましょう。

今日の試合で2位･ファイターズが勝利したため、ゲーム差は1に縮まりました。追い付かれないためにも、明日の試合が大事になります。前回登板で2ケタ勝利を挙げた先発･石井が快投を演じ、チームを勝利へ導きましょう!

序盤のチャンスを逃してしまった。
相手のリズムも良くなってきた。

野上はリズムが悪かった。
最少失点で抑えたけど、結果オーライだね。