2012.09.04 TUE
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vs福岡ソフトバンク 第19回戦

マリーンズとの3連戦を全勝で終えたライオンズは、3位・ホークスを迎え撃つ3連戦を迎えます。大事なカード初戦は、8月21日以来となるライオンズ・岸、ホークス・攝津の投げ合い。序盤は点の取り合いとなりますが、中盤以降は両右腕による激しいつばぜり合い。8回裏に同点に追い付きますが、延長10回表に2点を勝ち越され、3対5の敗戦となりました。

まずは、9回を投げ切った先発・岸の投球から振り返りましょう。

1回表から2回表までをパーフェクトに抑えた岸ですが、3回表、先頭・江川に一発を浴び、1対1と試合を振り出しに戻されてしまいます。勝ち越し点をもらった後の4回表も、3本の安打などで2点を失い、2対3と試合をひっくり返されます。

しかし、逆転を信じてマウンド上で腕を振り続けた岸は、ここから踏ん張ります。5回表、6回表といずれも1死2塁と追加点のピンチを迎えますが、後続を断ち切って無失点に抑え込みます。

7回表は先頭打者に安打を許しますが、外野フライ3本でしのぐと、8回表は1番から始まる攻撃を3者凡退に仕留めます。これがその裏の同点劇に結び付き、3対3と同点で迎えた9回表も続投となった岸。1死からペーニャに右前安打を放たれますが、生還を許しません。

9回を108球、被安打8、奪三振4、無四球、失点3で投げ抜いたその背中からは、ここまでチームトップタイの10勝を挙げてきた男の意地が感じられました。

両リーグトップの13勝をマークしている攝津に対し、元・チームメイトの6番・オーティズが繰り出した先制パンチは見事な一撃でした。

2回裏、2死から甘いスライダーをジャストミートした飛球は、左中間スタンドに飛び込む4号ソロ本塁打となります。「良い感触でボールを打てたよ。思い切り振り抜いたので、ホームランになって良かったよ」と振り返ったオーティズに、8月12日以来となる一発が飛び出しました。シーズン途中から加入したオーティズですが、この一撃をきっかけに本塁打の量産態勢に入ってもらいましょう。

1点を追い掛けるライオンズ打線は、4回裏から7回裏まで攝津に対しパーフェクトに抑え込まれます。しかし、最後まで勝負を諦めない姿勢が打球に乗り移った8回裏、実を結びました。

2死から2番・秋山が外角低めのシンカーに食らい付くと、ダイビングした中堅手の横に落ちます。打った秋山は一気に3塁まで達すると、打席には3番・中島。この好機に燃えた男が、詰まりながらも気持ちで運んだ打球は、滑り込んだ中堅手の横に弾む適時打となり、3対3の同点に追い付きました。

シーズンも残り30試合を切り、ここからは勝利への執念の激しいぶつかり合いが展開されます。渡辺監督は試合後に「打撃コーチの方で指示はあったと思うけど、これからまた話し合います」との言葉を残しました。今日の悔しさをその胸に刻み、明日からの戦いへの糧にしましょう!!

渡辺監督コメント

岸はあまり良くなかったけど、何とか抑えてはいたけど。先頭打者への1球とか。

ミスも出たりしながら最終的には追い付いて。サヨナラに持ち込まなければいけない展開だったけど、長田が誤算だった。ミスも出たしね。

長田はコントロールミスじゃないかな? どのくらいのミスかは分からないけど。

今日は相手の攝津も良くなかったと思う。うちの打線が機能しなかった。
打撃コーチの方で指示はあったと思うけど、これからまた話し合います。

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