試合情報

先発･西口は初回を投げ終えたところで、ライオンズ史上3人目となる通算2,500投球回を達成。しかしその後は失点を重ねて序盤に5点を失う苦しい展開となります。相手先発は予告先発･田中ではなく、緊急登板となった塩見。打線は塩見から2点を奪うものの、攻略し切れませんでした。渡辺監督が「準備はできなかったけど、それは仕方がない。それのせいではないと思う」と振り返った試合は、2対6で敗戦となりました。

劣勢の中でも、打者では6番･浅村が好調を維持。投手では久しぶりの登板となったウィリアムスが本来の力を発揮しました。

0対4と劣勢で迎えた2回裏、2死走者無しで浅村が打席へ。相手先発･塩見の内角寄りの直球をおっつけると、右中間へ上がる打球が右翼手の差し出したグラブの先を抜けていく二塁打に。チーム初安打を演出します。

0対5とリードを広げられた4回裏には、打線が反撃開始。5番･カーターが3試合連続打点となる適時二塁打を放ち反撃ののろしを上げると、浅村も続きます。外角への直球を右方向へはじき返すと、鋭いライナーが右翼線を襲う適時二塁打に。「取れるときに点を返せて良かったです」と振り返った浅村の一打で2対5とし、勝負を諦めない姿勢を打ち出しました。

浅村はリーグ戦再開後、今日の試合を含めて27打数9安打、打率.333という好成績。出場した8試合中7試合で安打を記録しています。今後も安打を量産し、好機を演出していきましょう。

また、投手では8回表に5番手･ウィリアムスが6月14日以来となる1軍マウンドへ。四球を出すも、続く西村を三振ゲッツーに仕留めて無失点に抑えると、続投となった9回表はこの試合チーム初めてとなる3者凡退に抑える好投。150キロ近い直球と変化球を織り交ぜ、相手打線を翻弄しました。

これで3位･イーグルスとのゲーム差は2.5と広げられましたが、Aクラス浮上のためには明日、明後日と続くイーグルス戦は負けられません。気持ちを切り替えて明日の試合に臨みましょう。

西口は初回の入り方ということをテーマにやってきたけど、初回を抑えられないというか、その原因が何なのか。

相手予告先発が変わったことは、アクシデントだからね。
どこのチームでもあり得ることだから。
準備はできなかったけど、それは仕方がない。
それのせいではないと思う。

西口はせめて3回のような真っすぐを投げてくれれば、あそこまでやられることはなかったと思う。
初回の入りかたというテーマを彼には与えているけど、それであの感じだとちょっと厳しいかな。
当然疲れもあると思うけど。