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2011.10.18 TUE
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vs北海道日本ハム 第24回戦

クライマックスシリーズ進出を懸けたシーズン最終戦。命運を分ける勝負を任されたのは、チーム最年長・西口。ライオンズ一筋のベテランがチームを次なるステージへ導きます。

西口は初回を3人で片付ける上々の立ち上がり。すると打線はその裏、相手先発・吉川に対して1番・栗山が5試合連続となる安打を放ち、続く2番・原がチーム記録に並ぶシーズン50個目の犠打を決めるなどし、2死2塁に。ここで4番・中村が自己最多タイとなる48号2点本塁打を放ち2対0。先制に成功します。

2回に犠飛で1点を返されますが、3回に再び打線が奮起。中村の四球などで2死2塁とし、5番・フェルナンデスが左翼席中段に運ぶ17号2点本塁打を放ち4対1に。ライオンズらしい一発攻勢でリードを広げます。

援護をもらった西口は切れのある変化球で相手打線を翻弄。走者を出しながらも要所を締めて相手の反撃を丁寧に封じていきます。

8回に味方の失策も絡んで1点を返されますが、続く陽からは渾身のスライダーで今日11個目の奪三振。8回を投げ切って今季最多140球、被安打5、奪三振11、与四球1、失点2と好投を披露し、2回以降は毎回三振を奪う熱投を繰り広げたベテランに、スタンドからは割れんばかりの拍手が送られます。

4対2で迎えた9回は守護神・牧田が登板。3連打を浴びるなど1死満塁とされ、ここで代打・糸井。捉えられた打球は右中間を襲うも、中堅手・秋山がこれを好捕。犠飛となって4対3となりますが、抜けていれば逆転されようかという当たりを防ぎます。続く2死1,3塁の場面では代打・今浪を左飛に打ち取り、4対3で試合終了。この時点でバファローズの試合が終わっておらず、西武ドームでは試合の様子をビジョンで映していましたが、結果はバファローズの敗戦となって3位に浮上。「一戦必勝」の精神で谷底から這い上がってきた獅子たちが、最後の最後にその底力を結実させました。

ライオンズの今季の成績は68勝67敗9分。シーズンを振り返ると、前半戦は最下位に沈む苦しい展開を強いられましたが、後半戦から驚異的な追い上げを見せました。

各個人では中村が自己最多タイとなる48本塁打、116打点で二冠をほぼ手中にしており、シーズン途中からキャプテンを務めて精神的支柱となった中島も自身初の100打点に到達。いずれも開幕当初はやや成績が低迷しましたが、シーズン後半から一気に実力を発揮し、リーグ屈指の成績を残しました。

また、今季開幕からスタメンに定着した浅村も才能が開花。特にクライマックスシリーズ進出を目指した10月は、5割近くの打率をマークしました。シーズン途中から2番に定着した原も、守備と職人的な犠打で躍動。今日も2個の犠打を決め、チーム新記録となる51個の犠打を記録しました。

そして今季からライオンズの一員となった選手たちの活躍も目覚ましいものがありました。秋山は走攻守で高い潜在能力を発揮。中でも俊足・強肩を生かした守備では、今日の試合でも抜けていれば逆転されようかという当たりを好捕しました。また、シーズン途中から守護神を任され、22セーブを記録した牧田は新人王の呼び声高い活躍。吉報が待たれます。

29日からはクライマックスシリーズファーストステージの舞台、札幌で今日対戦したファイターズと再び相対します。前半戦最下位という屈辱から這い上がり、なおも1つでも負ければ4位が確定するという厳しい状況で戦い抜いてつかんだ次なるステージ。再び西武ドームに戻るためにも、必ず日本シリーズまで勝ち上がりましょう!

渡辺監督コメント

何とかクライマックスシリーズに生き残った。
ファンの皆さん、選手のみんな、スタッフのみんなのおかげ。
でもまだ終わりではない。次のステップへ切り替えていかなければならない。
ただ今日一日は、みんなにご苦労と言いたい。

(終盤の戦いについて)終盤戦がタフになるのは分かっていた。負けられない中、粘って粘って勝った試合もあった。こういう経験を積めたのは、選手も幸せだと思う。

(今日の試合前、西口投手にはどんな声を掛けたのか)西口だけでなく、今日は誰にも声を掛けていない。選手を信じていた。最近の調子なら、選手はやってくれると思っていた。相手もあったことだし、それよりも地元最終戦でお客さんもたくさん入ることは分かっていたので、ファンにいいゲームを見せようと思っていた。結果が残せて良かった。

(最終回の満塁の場面について)寿命が2,3年縮まった気がしたよ(笑)
とにかく、良かった。

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