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2011.08.05 FRI
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vs福岡ソフトバンク 第12回戦

3カードぶりの負け越しとなり、西武ドームに戻って気持ちを切り替えて臨みたい首位・ホークスとの3連戦。7月11日以来勝ち星のない先発・岸を援護して勝利したい一番です。

岸は初回からミスが絡んで先制を許しますが、1点を追う2回、新戦力の6番・マルハーンの来日初打席。相手先発・岩崎の球を振り抜いて左翼ポール際へ運ぶ1号ソロ本塁打とします。「来日初打席ということで非常にエキサイトした」と語ったマルハーンが、これ以上ない鮮烈なデビューを飾り、1対1の同点として悪い雰囲気を一掃します。

4回には5番・フェルナンデスが安打を放つと、続くマルハーンもファウルで粘った末に2打席連続となる安打で続いて1死1,2塁。続く7番・坂田が中前に運ぶと、2塁走者・フェルナンデスが激走を見せて生還。2対1と勝ち越しに成功します。

3回以降は走者を出しながらも低めに変化球を集めて要所をしのいでいた岸でしたが、6回表に内川、松田に本塁打を浴びこの回3失点。2対4と逆転を許します。

しかしすぐに反撃したい打線は直後の6回裏。フェルナンデスの2打席連続安打などで2死3塁とすると、8番・浅村が適時打を放ち3対4。さらに出塁した浅村が盗塁を決めて2塁へ進み、続く9番・銀仁朗も適時打を打ち、4対4の同点に。獅子の底力を発揮し、岩崎をノックアウトします。

しかし続く7回表に2死1,2塁とされたところで岸が降板。その後満塁のピンチを迎え、ベンチは3番手・ミンチェを送り込みます。相手は今日本塁打を放っている松田ですが、鋭い変化球で打ち取り、窮地を脱します。

ミンチェは8回も2死3塁のピンチしのぎ、9回は守護神・牧田がマウンドへ。2死満塁のピンチを迎えるも、気迫の投球で多村を仕留め、試合を延長に持ち込みます。

10回表も続投となった牧田は相手を3人で料理。テンポの良い投球でサヨナラ勝ちへの機運を高めます。

10回裏、先頭の4番・中村が相手の5番手・金澤から四球を選び、サヨナラの走者が出塁。2塁まで進みますが、後続が打ち取られてしまい得点ならず。試合時間が3時間半を超えたため、規定により引き分けで試合終了となりました。

決着をつけることはできませんでしたが、新戦力・マルハーンが本塁打を含む3出塁と活躍。今後に期待の高まる打撃を見せてくれました。新たな風を受け、上昇気流を作っていきましょう!

渡辺監督コメント

しのぎあいだった。ホームだから勝たないといけない。もったいなかった。

マルハーンはいきなり完璧に捉えたホームランを打ってびっくりした。
相手もこれからは研究してくると思うけど、最高のスタートを切れたね。

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