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2010.07.10 SAT
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vs 東北楽天 第12回戦

8日のバファローズ戦では金子千を打ち崩すことができずに完封負け。巻き返しを図りたい今日からの試合は、ホームに最下位・イーグルスを迎えての連戦です。先発はライオンズ・涌井、イーグルス・岩隈という、球界屈指のエース対決となりました。

初回、涌井は2者連続三振を含む3者凡退に仕留める完璧な立ち上がりを見せると、打線はその裏、先頭の片岡が四球で出塁してすぐさま今季37個目の盗塁を決め、2番・原の犠打で3塁に進みます。すると3番・栗山の放った当たりは鋭い打球となり、渡辺直の失策を誘って片岡が生還。1対0と幸先良く先制点を奪います。

その直後、涌井は中村紀の二塁打などで1死3塁のピンチを迎えると、山崎武に適時打を浴びて1対1の同点に追いつかれてしまいますが、その後は立ち直りを見せ、岩隈と競うかのように2回裏から5回を終えるまで一人の走者も出さない素晴らしい内容。互いに譲らぬ投手戦が展開されます。

こう着状態となった6回、涌井は先頭の渡辺直に死球を与えると、さらに安打と四球で2死満塁のピンチを迎えますが、中村紀を見逃し三振に仕留め、この日最大のピンチをしのぎます。

すると、その裏先頭の片岡が四球で出塁するなどで2死3塁のチャンスを迎え、4番・中島が打席に入ります。ドーム内にこの日最大の歓声が中島に送られましたが、惜しくも打ち取られてしまいます。

7回も3者凡退に抑えた涌井でしたが、8回に先頭の渡辺直に安打を浴び、犠打で得点圏に進められてまたもピンチを迎えます。すると、ルイーズにやや真ん中に入ったボールを振り抜かれ、5号3点本塁打をバックスクリーン横へ運ばれてしまい1対4。ついに勝ち越しを許してしまいます。

さらに9回にはマウンドに上がった小野寺が2死2塁のピンチを迎え、3連続適時打を浴びて3点を失い1対7と突き放されてしまいます。

最後に意地を見せたいところでしたが、9回の攻撃も無得点に終わってしまい、1対7で敗れてしまいました。

エースの力投に打線が応えられませんでしたが、明日の試合は左のエース・帆足が必勝を期してマウンドに上がります。明日こそは打線が奮起し、必ず連敗を止めて不動の勢いを手に入れましょう!!

渡辺監督コメント

今日の涌井は内容は悪くなかったけど、結果が伴っていない。エースとしては不甲斐ないかな。

岩隈くんはもともと徐々に良くなっていくタイプのピッチャーなので、序盤に制球が定まらないのは想定していた。ウチとしては初回が全て。初回であんなボーンヘッドをしていたらダメだね。

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