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2009.06.26 FRI
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vs福岡ソフトバンク 第10回戦

交流戦最後にまさかの5連敗を喫したライオンズ。心機一転で再び上昇気流に乗るべく、大宮で迎えたリーグ戦再開初戦の大事なマウンドを、エース・涌井に託しました。

涌井は初回から危なげない投球で交流戦覇者のホークス打線を封じていき、試合のリズムを作っていきます。4回には四球と犠打などで2死3塁とされますが、松中を力のある直球で三振に仕留め、先制点を与えません。

涌井を援護したい打線は直後の4回裏、ここまで打ちあぐねていたホークス先発の藤岡を一気に攻め立てます。2本の安打と暴投などで1死満塁とすると、5番・石井義が左中間を深々と破る走者一掃の適時二塁打を放ち、3対0と先制に成功。さらにその後2死3塁から7番・大崎にも右前適時打が飛び出し、4対0とします。

その直後の5回、再び1死3塁とされた涌井が2者連続3球三振に仕留めてホークスをねじ伏せると、またも打線が涌井の熱投に応えます。相手投手の制球難にもつけ込んでチャンスを広げ、2番・栗山の適時打、6番・G.G.佐藤の適時二塁打、さらに大崎の今日2本目の適時打と計3本の適時打が飛び出し、打者11人の猛攻で大量5点を追加。9対0とリードを大きく広げます。

大量援護をもらった涌井は続く6回にオーティズに適時打を許して1点を返されますが、直後の攻撃ですかさず石井義が今日4打点目となる犠飛を放って1点を加え、10対1。今季6度目となる2ケタ得点に乗せ、試合の大勢を決めます。

そして迎えた最終回、プロ入り初登板となった3年目・山本淳が5連打を浴びて3点を返されますが、最後は3番手・星野が代打の代打・森本を併殺打に仕留めて試合終了。8回を102球、被安打5、奪三振4、与四球2、失点1という盤石の投球を見せた涌井が今季8勝目を挙げ、チームも大宮で今季初白星を記録。見事連敗を5でストップしました。

今日の勝利により、借金1ながらもイーグルスと並んで同率3位となったライオンズ。明日は西武ドームに戦いの場を移し、今季初のライオンズ・クラシックを迎えます。数々の名選手が袖を通し、黄金時代を築き上げた伝説のユニフォームを身にまとい、明日も投打でホークスを圧倒したいところです!

今日のヒーローは涌井投手と石井義選手です!!

今日のヒーロー、涌井と石井義1
今日のヒーロー、涌井と石井義2

-まずは先制のタイムリー2ベースを含む4打点の石井義選手です。

(石井義)ありがとうございます。

-慣れ親しんだこの大宮でのお立ち台!!どんな気分ですか?

(石井義)最高です!!

-今日はお知り合いの方もたくさん来ていると思うのですが。

(石井義)そうですね。良いところを見せられたので良かったです。

-あの満塁の場面、どんな気持ちで打席に入ったんですか?

(石井義)とにかく犠牲フライだけでもと思って打席に入ったんですけど、抜けてくれたので凄い良かったと思います。

-それから、ダメ押しの犠牲フライも効果的でしたよね?

(石井義)あれは詰まりましたね。

-これで連敗ストップ、これからリーグ戦で巻き返していきたいですよね?

(石井義)ここからクライマックスまで、徐々に上がっていきたいので、どんどん優勝目指して頑張っていきます。

-大宮のみなさんに一言お願いします。

(石井義)これからも頑張ります。是非西武ドームにも足を運んでください。

-続きまして今シーズン8勝目を挙げた涌井投手です。ナイスピッチングでした!!

(涌井)ありがとうございます。

-今日はリーグ戦再開のゲームだったんですけど、どんな思いでマウンドに上がったんですか?

(涌井)本当は西武ドームが良かったですけど、勝てたので良かったです。

-今日は気合いが入ったピッチングだったと思いますが、ご自身で振り返ってみてどうですか?

(涌井)余計な1点を取られましたけど、首位のソフトバンクを叩けて良かったです。

-この勝利で、リーグ戦巻き返していきたいですよね?

(涌井)そうですね。また義さんが打ってくれると思います。

-大宮のみなさんに一言お願いします。

(涌井)クライマックスの時より、ちょっと多いくらいのファンのみなさん。明日デーゲームですけど、西武ドームに来られると思います。今日は早く帰って、また明日来てください。

渡辺監督コメント

チャンスをものにして、しっかり先発の涌井が投げて終盤までは良いカタチでいけたと思います。

4回に片岡選手が牽制で刺されたので、相手ピッチャーはホッとするところですし、そこを打線が付け込んで良い繋がりを見せてくれたので良い点の取り方だったと思います。

今日の試合を切っ掛けに勢いを付けていかないといけない状況だったので、この試合を取れたことは大きいと思いますし、明日また取れるように行きたいと思います。

5回表のピンチを粘り強く0点に抑えたことが、5回裏の追加点に繋がったと思います。

(プロ初登板の山本淳投手について)
彼を良いところで使えるピッチャーに育てる為にも、点差が離れたところで「思い切って勝負してこい!」と投げさせました。勝負した結果打たれてしまいましたが、次へ向けての反省点が出来たので、次のピッチングに期待したいと思います。

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