1976年
太平洋、最後の年

太平洋の最後の年となった。前年3位からの躍進を目指して、大リーグの大物監督レオ・ドローチャーを監督として招聘すると発表されていたが、シーズン直前に健康上の理由で契約が破棄され同監督が来日することはなく、鬼頭政一が指揮をとることになった。

太平洋の打撃陣は、吉岡悟が首位打者を獲得したのをはじめ、白仁天や大田卓司などの活躍もありリーグ1位のチーム打率で健闘した。投手陣はリーグ最低の防御率という弱体で、順位は最下位となった。

シーズン終了後、太平洋クラブが降り、新たにガスライターメーカーのクラウンライターがスポンサーとなる。翌年からチーム名がクラウンライターライオンズとなり、太平洋クラブライオンズは4年の歴史に幕を閉じた。パ・リーグでは、阪急が安定した成績で前期・後期ともに1位で優勝を飾る。日本シリーズでは、巨人を破り、2連覇を達成した。

取得タイトル

首位打者
吉岡 悟

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
吉岡 悟 0.309 110 382 59 118 13 13 2 24 11
白 仁天 0.288 121 469 54 135 17 2 17 59 15

投手

※リーグの打率10傑に入った選手なし

順位

順位 チーム
優勝 阪急 130 79 45 6 0.637 -
2 南海 130 71 56 3 0.559 9.5
3 ロッテ 130 63 56 11 0.529 13.5
4 近鉄 130 57 66 7 0.463 21.5
5 日本ハム 130 52 67 11 0.437 24.5
6 太平洋 130 44 76 10 0.367 33.0