1975年
前期2位と健闘

パ・リーグがDH制を採用したこの年、太平洋は前期2位、通年で3位と健闘した。セ・リーグでは広島が球団創設26年目で初優勝、巨人は初の最下位に沈む。日本シリーズでは阪急が広島を圧倒し、6度目の挑戦で初めて日本一のタイトルを獲得した。

太平洋は、打撃陣では首位打者に輝いた白仁天、本塁打王を獲得した土井正博が活躍し、投手陣ではエース東尾修が23勝を挙げる活躍でチームを引っ張った。前期2位と上昇機運がのぞき、数年ぶりに活気づいた。好調な打撃陣と東尾修を中心とした投手陣の活躍に、九州のファンは久しぶりに活気づき翌年の大活躍を期待した一年となった。

残念なニュースもあった。けがに泣いた加藤初を巨人にトレードに出した。加藤初は後年巨人で活躍する。

取得タイトル

首位打者
白 仁天
本塁打王
土井 正博
最多勝
東尾 修
最多奪三振
東尾 修

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
白 仁天 0.319 102 379 57 121 18 2 16 53 13
基 満男 0.282 126 447 51 126 13 1 7 27 12
アルー 0.282 123 458 49 129 32 1 8 45 7

投手

選手名 防御率 試合 セーブ 完投 完封 投球回 奪三振 失点
東尾 修 2.38 54 23 15 7 25 4 317 154 101
木原 義隆 2.76 26 10 9 0 8 0 160 57 60

順位

順位 チーム
優勝 阪急 130 64 59 7 0.520 -
2 近鉄 130 71 50 9 0.587 -
3 太平洋 130 58 62 10 0.483 4.5
4 ロッテ 130 59 65 6 0.476 5.5
5 南海 130 57 65 8 0.467 6.5
6 日本ハム 130 55 63 12 0.466 6.5