1963年
5年ぶりのリーグ優勝

中西太監督就任2年目、南海に一時、14.5ゲーム差を開けられるも、奇跡の逆転劇により5年ぶりにリーグ制覇を果たした伝統の復活であったが、日本シリーズでは、巨人に敗れ、日本一は逃した。投手陣では、稲尾和久に加えて、最高勝率のタイトルを獲得した田中勉も活躍し、打撃陣では27本塁打を放った高倉照幸に加えて、故障を抱えながらも出場した選手兼監督の中西太の活躍があった。この年の優勝が西鉄にとって最後の優勝となった。

西鉄の誕生した翌年(1952年)に雑誌で連載が始まった「鉄腕アトム」が、初の連続テレビアニメとして放映され、史上初の日米間の衛星通信(中継)実験が行われ、アメリカでおこっている出来事を即座にみることができる夢が現実化した。日本人が初めて目撃した衛星からの映像は「ケネディ大統領暗殺事件」の悲劇であった。

取得タイトル

最多勝
稲尾 和久
最多奪三振
稲尾 和久
最高勝率
田中 勉

主力選手成績

打者

※リーグの打率10傑に入った選手なし

投手

選手名 防御率 試合 完投 完封 投球回 奪三振 失点
稲尾 和久 2.54 74 28 16 24 2 386 226 121
田中 勉 2.65 51 17 8 6 4 216 133 74

順位

順位 チーム
優勝 西鉄 150 86 60 4 0.589 -
2 南海 150 85 61 4 0.582 1.0
3 東映 150 76 71 3 0.517 10.5
4 近鉄 150 74 73 3 0.503 12.5
5 大毎 150 64 85 1 0.430 23.5
6 阪急 150 57 92 1 0.383 30.5