武者修行も約半分が過ぎようとしています。買い物等も難なくこなせるようになり、移動の際の朝食は空港で取れるようになっている3選手。岩尾投手はやや2人に頼っているところがあるようですが、藤澤選手は持ち前のキャラクターを発揮し（言葉が通じないという部分はありますが）チームにすっかり溶け込んでいるようです。田中投手も英会話力がアップしチームメイトとの間で笑いが絶えない場面も多いとか！
11月18日にはメルボルン日本人会から取材を受けた3選手。そちらの模様（写真）と合わせて、11月22日からの試合を中心に第4回オーストラリアレポートをお届けします！

11/22 vs Perth（●2-7）

藤澤選手（レフトでスタメン出場） 2-0（投ゴロ、中飛）※途中交代
岩尾投手（8回から登板） 1回 21球/被安打2/四球0/奪三振1/失点2(自責0)

岩尾投手3点ビハインドの場面で登板も粘り切れず

レフトでスタメン出場を果たした藤澤選手でしたが、2打席凡退のあと交代。8回3点ビハインドの場面で登板した岩尾投手は、2安打を許し2点を献上。チームも調子が上がらずここまで2勝6敗と最下位に沈む。

藤澤選手コメント

「今日の打席は、自分にとってとても意味のある打席になったと思う。結果は出なかったが打席で感じたことやボールを打った感覚など内容が濃かった。しかし良い内容だったからこそ、代打を出されて悔しかった。1つでも2つでも結果を出せる大きなものを得て帰りたい。」

岩尾投手コメント

「今日は腕が振れてなかったので何とか低めに集めて打ち取りたかったんですが、置きに行きすぎて低い球も少し甘く入り打たれてしまいました。こういう時にこそもっと緩急をつけていかないとダメだと感じました。」

小野和義（編成部プロ担当）コメント

「藤澤は打撃に関しては、振りも強くなってきているし、タイミングの取り方もよくなっている感じは出てきているで。2打席で交代させられた事に悔しさを出していたけど、それをプラスのエネルギーに変えるのも大切なことや！
岩尾は先頭打者を追い込んでからの投球に意地が見えなかったな。内角の球にどん詰まりの打者に最後の決め球を外角、しかも甘く入って打たれてしまっていた。そこで打者を観察する目が欲しいところ。打てない個所に徹底的に攻める投球を見せてほしかったな。ある意味投手の“意地”っちゅうもんやね。」

11/23 vs Perth（●2-4）

3選手出場なし

11/24 vs Perth（〇5-2）

田中投手（6回から登板） 1回 7球/被安打0/四球1/奪三振0/失点0

田中投手の勢いを断つ投球で逆転勝ち!!

6回途中0-2と追加点を取られなおも走者2塁の場面で田中投手が登板し、見事な投球で後続を断ちます!! チームは9回に一挙5点を奪う猛攻で逆転勝利を飾りました。

田中投手コメント

「ピンチからの投球となったが真っ直ぐを低めに集め、冷静に投球できた。真っ直ぐが良くなってきたのでその腕の振りで変化球も投げていきたい。次も抑える!!」

小野和義（編成部プロ担当）コメント

「こちらに来て初めてじゃないかな？田中らしい投球は。これだけのものが投げられるのだから、安定して出せるようになったら一軍定着も近いで。腕の振りは強いし球もキレていたし、何より課題の低めへの制球ができていたやないか!! この投球で相手チームの流れも止めたし、デンちゅう（田中投手）の投球が今日の勝利をもたらした要因やったと思うわ！ただこれでできたと思わんで、火曜日からの練習、しっかりやっていこうや!!!」

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