昨年の小石、中崎、中田3選手に続き、今シーズンは岩尾 利弘投手、田中 靖洋投手、相内 誠投手(12月から参加)、藤澤 亨明選手が参加して行われる“オーストラリア武者修行”の様子をお伝えする「オーストラリアレポート」を実施いたします!!
試合での成績はもちろん、現地での生活の様子も写真等でお届けしていきます!!
第1回目の今日は、3選手の所属する「MELBOURNE ACES」で10月31日から行われた3連戦の模様をレポートします。さっそくご覧ください!
田中投手(4回から登板) 2/3回 23球/被安打4/四球1/奪三振0/失点5
田中投手さっそくリリーフ登板!
今日は3選手にとってオーストラリアでの初戦。3人ベンチで観戦の予定が、田中投手がリリーフでさっそくデビュー。5-3とリードした場面で4回1死1・2塁からの緊急登板にも落ち着いて遊ゴロ併殺に打ち取り幸先の良い滑り出しに。
続く5回もマウンドへ上がったが、四球からリズムを崩し3連打を浴び計5失点と課題が残った。
「制球の甘さを痛感した。また明確な課題も見つかりしっかりこの2カ月間で身につけていこうと思う。絶対やったる!!」
「ボールが高めに集まり痛打されとるやないか!しかも全て速球系の球ばかりや。
やはり投手たるもの球速だけで抑えきれないわ。やっぱり1番はコントロールやね。
まだ始まったばかり。課題も明確に見えた試合やった。これからの2カ月、必死でがんばろうな!」
藤澤選手(9番DHで出場) 2-0(三振、三振)※途中交代
藤澤選手が9番DHでデビュー!
開幕2戦目で藤澤選手が9番DHでスタメン出場を果たすも結果は2三振。監督から「外野手が少ないからひょっとしたら外野も守ってもらうかもしれない」と言われ、外野もこなしながら打席を増やし経験を積む。
「ちょっと消極的な打撃やな。結果を求め過ぎなのか、バットが振れていない感じ。
若さを出して初球から思い切り振って行こう!打席を増やすならどこでも守ろうや!!」
岩尾投手(先発登板)5回 78球/被安打3(1HR)/四球1/奪三振8/失点3(自責点3)
藤澤選手(先発出場)3-1
岩尾投手がオーストラリアで初先発!
1〜4回まではほぼ完ぺきな投球。ストライクゾーンを大きく使い、また打者のタイミングを外しながら4回まで6奪三振!5回に入ると2死から安打・四球と2死1・2塁のピンチ!ここが踏ん張りどころという場面で内角に3球続けて同点ホームランを打たれ悔いが残る初マウンドとなった。藤澤選手もスタメン出場し1安打を記録。
「1〜4回まではイメージ通りのコンビネーションが使えて低めへの意識も高く持って投球ができた。5回安打後の四球、大事なところでの1球のミス。制球の精度を高めていきたい。」
「岩尾さんと試合運びをする中で、5回の1球だけが悔い残る。1球の重みを改めて痛感した試合だった。
打撃面ではまだまだなところが出たし1球で仕留める確実性を高めていきたい。」
「さあ岩尾の先発や!先日は2人があまり良くない結果だったから最後の砦“ラストサムライ”や。3球目の腕の振りが弱くストライクを取りに行ったところを捉えられる。んーーー。
勝負どころでの強い気持ち・決断、また状況や点差、打者の特徴等の観察力も今の岩尾の課題かな。
でもそこまでは本当に素晴らしい投球ができていたから次回の登板がとても楽しみだね。
藤澤も捕手として守りはいい感じ。岩尾の良いところ、打者の特徴をしっかり見る観察力はあるし、引き出していたね。ただ勝負どころでどんな球を、どこに投げさせたいのかをしっかり投手に示してあげられたら5回のホームランは防げた可能性は高いかな。
まっ!何より試合に出て経験を積んでいこうや!打つ方では安打1本出たしこれから!これから!」
ダブルヘッダー第2試合に7回から田中投手が2試合目の登板。先頭に安打されるも次打者を遊ゴロ併殺に抑え、波に乗るかに思われたが、その後2四球から1点を失う。
チームは今シーズン初勝利!!
「先頭打者を追い込んでからのボール球も甘くなり、課題の速球の制球がまだまだ。スライダーは有効に使えていたので続けていきたい。
前回よりは球が高めに行かなくなったのは収穫!!」
「田中!!コントロール!コントロール!!球自体は素晴らしいのに。」