1、スコアボード『アストロビジョン』へ全面改修
昨年までのスコアボードは選手表示板とスコアボード、カラービジョン(6m×8.5m)で構成されておりましたが、今回の改修でスコアボードを全面フリーボード化し大型カラービジョンに変更、高画質フルデジタルハイビジョンによる一画面のフル表示から最大4画面の分割表示まで対応可能となりました。また、バックネット裏のサブスコアボードの下にリボン状のボード(映像装置)が新設されメインスコアボードに合わせて文字やイラストが流れ、外野席のお客さまにも様々な演出を楽しんでいただけるようになります。
また今回の大型映像にあわせ音響設備もリニューアルいたしました。国内のプロ野球球場では初となる最新の中型ラインアレイスピーカーを採用、スコアボードからスタンドまで100mを超える長距離でも音の明瞭度を確保。
さらにスコアボード直近の音圧レベルを低く保ちながらも確実なサービスが出来る小型ラインアレイスピーカをスコアボード側面に設置。全ての席のお客様に国内最高クラスの音質と迫力あるサウンドを映像と共にお届け致します。
■メインスコアボードの概要(バックスクリーン上部)
画面サイズ:縦 6.528m × 幅 49.152m(1,952インチ相当)
画面面積:321㎡
発光方式:R.PG.BフルカラーLED方式
表示色:フルカラー
視認角度:水平±65° 上25° 下30°
納入会社:松下電工(株)
■リボン状のボードの概要(サブスコアボード下部)
画面サイズ:縦 1.152m × 幅 30.720m
画面面積:35.4㎡
発光方式:R.PG.BフルカラーLED方式
表示色:フルカラー
視認角度:水平±65° 上25° 下30°
納入会社:松下電工(株)
■音響設備の概要
メインスピーカー:フルレンジ中型ラインアレイ×8台(L・R共)
サブウーハーラインアレイ3台(L・R共)
外野向けスピーカー:フルレンジ小型ラインアレイ×4台(L・R共)
最大音圧レベル:130dB/SPL
システム再生周波数帯域:40Hz~18800Hz
システム水平指向角:約200°
納入会社:松下電工
2、人工芝『アストロステージMJ』への張り替え
今回導入した「アストロステージMJ」は従来の高い耐久性やメンテナンスの容易さをそのままにし、プレー性能、景観をより自然なものに近づけた人工芝です。長さの違う2種類の人工芝を組み合わせてあり、グラスゾーン(表層パイル)は長さ約30㎜のストレートに近いモノフィラメント(裂いてない)糸で、快適な滑り性から激しいダイビングキャッチなども抵抗なくプレーできるのでエキサイティングな試合が展開されます。また、ルートゾーン(下層パイル)は長さ約20㎜のカールした細いモノフィラメント糸を織り合わせ、選手の足の動きに対して滑りすぎず止まりすぎない快適な反力を返えします。そして何よりもイレギュラーや違和感のないボールバウンドを生み出します。
■アストロステージMJの概要
メーカー:(株)アストロ
材質:表層パイル:耐候性ポリオレフィン(長さ約30㎜)
下層パイル:ナイロン(長さ約20㎜)
アンダーパッド:塩化ビニル+ニトリルゴム(厚さ約16mm)
3、フェンスクッション『スカイデックスウォールパッド』の導入
フェンスクッションについては従来パッドに比べ5倍以上の衝撃吸収力を持ち、大リーグ球場での実績No.1の「スカイデックス ウォールパッド」を採用いたしました。衝撃吸収型の軟らかいフェンスに生まれ変わり、衝撃に対する高い安全性を持つことで選手がフェンスを恐れることなくプレーでき、フェンス際のエキサイティングなプレーが実現いたします。
■スカイデックス ウォールパッドの概要
メーカー:プロマット社(米国)
構造:強化繊維入り表面シート + 軟質ポリウレタンフォーム + サーモラスティックウレタン
厚さ:標準100㎜
4、内野トイレを改修
今回の改修で男性用の一部が室内間仕切りを使用することで男女入れ替え可能となり、野球開催日以外に女性向けのイベント(国際バラとガーデニングショウなど)にも対応できます。
○新しくなった西武ドームをファンの人たちにも体験していただきます
■フィールド開放『グラウンドウォーク』のご案内
3月16日(日)のオープン戦(対福岡ソフトバンク戦)終了後にスタンドでご観戦いただいたファンの皆さまに新しくなったフィールド内の人工芝およびフェンスクッションをご覧いただく「グラウンドウォーク」を実施いたします。
時間:オープン戦終了後 約30分間