ライオンズオフィシャルサイトでは、「2011-12 Australian Baseball League」に参加している菊池投手、木村投手の様子を、ライオンズOB・潮崎編成担当と吉見チームスタッフが、2投手の登板内容を中心に、プロ目線でのレポートでお届けしていきます。
菊池投手登板内容(先発)
12月1日 対ADELAIDE BITE戦
投球回数:6回、球数:105、被安打:2、奪三振:8、与四死球:2、失点:0、自責点:0
木村投手登板内容(中継ぎ)
12月1日 対ADELAIDE BITE戦
投球回数:2回、球数:27、被安打:1、奪三振:2、与四死球:0、失点:0、自責点:0
潮崎編成's EYE
雄星は6回を投げ、2安打、無失点。
三振は毎回の8個とプロ入り最高のピッチングを見せてくれました。
オーストラリアに来て4試合目の登板となるこの日、結果、内容、共に抜群のものを披露しました。
この日はいつもの投球スタイルである、スライダーに頼る雄星ではなく、カーブを主体にストレートとのコンビネーションで勝負をする“NEW雄星”でした。
カウントをとるカーブ、勝負球のカーブ、そして勢いのあるストレートで三振を奪い打者を翻弄。
完全に雄星がゲームを支配していました。
こういう時のピッチャーって、投げてて楽しいんだよなぁ!打たれる気がしない感覚。
雄星が高校の時、いつも持ってた感覚だと思うけど、久しぶりに思い出したんじゃないかな。
この感覚は来年まで忘れないでいて欲しいと思います。
それにしてもこんな投球スタイルの雄星、今まで見たこと無い!!
なぜ今までカーブを投げなかったか不思議でなりません。それくらい素晴しいボールだったからです。
日本では結果を求めるあまり、スライダーに頼らざるをえなかったんだな。
異国の地だからできた訳で、オーストラリア武者修行の成果が早くも表れたかたちにうれしく思います。
投げるたびに内容が良くなっていく雄星は次回が最後の登板になります。
潮崎からの課題は後ひとつ!チェンジアップ系のツーシームの完成です。
この日も何球か投げてはいるがほとんどボールになってしまっている。
思い切ってストライクゾーンの中で勝負できるようになった時、また違った菊池雄星が見られるような気がします。
雄星に隠れたかたちになりましたが、木村もこの日2イニングを無失点に抑え、若獅子二人の大活躍の一日となりました。
菊池投手・選手名鑑
木村投手・選手名鑑
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