11月2日に西武第二球場でスタートし、9日からは合同練習という形で行ってきた秋季練習。最終日となる本日は、期間中4試合目となる紅白戦を実施し、全日程を終了しました。
白組先発の平野投手は、ストライク先行のピッチングでリズム良く投げ込んでいました。2回表2死1・2塁の場面で、星孝選手にセンター前に運ばれますが、センター・秋山選手の好判断で、2塁ランナーがホームに還るよりも先に1塁ランナーを3塁で刺すなど、バックの守備にも助けられ、2回無失点。
投手陣の好投で2対0とロースコアの試合展開でしたが、その中でも特に、紅組の2番手・武隈投手と白組の5番手・山本投手は、それぞれ1イニングをわずか6球で3者凡退に抑えるナイスピッチングを披露しました。
一方の打撃陣では、スイッチヒッターに挑戦している熊代選手が、実戦で初めて左のバッターボックスへ。結果はショートゴロでしたが、ボールをしっかりとバットの芯で捉えて力強い打球を放ち、他の選手からも「初めて左打席に立ったとは思えない」と驚きの声が聞こえてきました。
また、石川選手が2試合連続となる3塁打を放つなど、2安打をマークし首脳陣にアピール。秋山選手、熊代選手、斉藤選手らの活躍も目立った今季でしたが、イースタン・リーグ月間MVPを受賞するなど、成長著しい石川選手の台頭で、来季へ向けて若手外野手のポジション争いはさらに激しさを増しそうです。
紅白戦終了後には、岸投手の挨拶と手締めで秋季練習を打ち上げました。
岸投手は「たくさん応援してくれる方がいます。その方たちに少しでも喜んでいただけるよう、そして少しでも恩返しができるように、このオフの過ごし方をしっかり考えて、来年は笑って終われるように、またがんばりましょう」と、来季への想いを話しました。
今季の悔しさをさらなる力として、日本一奪回へ向けて戦うライオンズ選手へ、引き続き熱いご声援をお願いいたします!
紅組 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
白組 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
紅:野上(2回)、武隈(1回)、岡本洋(1回)、中崎(1回)、前川(1回)、藤原(1回)=星孝、荒川、中田、上本
白:平野(2回)、江草(1回)、岩尾(1回)、松永(1回)、山本(1回)、田中(1回)=銀仁朗、岳野
紅:なし
白:なし
「下からどんどん若い力が突き上げてきているので、そういう選手もレギュラー陣を追い抜くくらいの気持ちでやって欲しいと思っています。
来年こそはファンの皆さんと一緒に最後の喜びを分かち合いたいなと思っています。来年も日本一を目指してがんばりますので、よろしくお願いします。」
渡辺監督・選手名鑑
オフィシャルモバイル会員限定で秋季練習「今日のベストショット!」を配信中!!