ホームでの連戦を前に、16日に行われるABLオールスターゲームに佐野投手と星選手が選出されました!その2人によるバッテリーで試合を有利に進めると、バトンを受けた藤原投手が試合を締める日本人リレーが実現!オーストラリアでの武者修行も残りわずかとなり、選手たちは総仕上げに入ります!!
マスクをかぶった星選手が、先発投手を好リード。守備でベテランの持ち味を発揮し、相手打線をゼロに封じました!
星選手コメント
「味方が大量点を取る援護の中でも、気を緩めることなく打者ひとりひとりに集中し守ることが できた。ラーキンス(先発投手)とのバッテリーは試合を重ねるごとにリズムをつかめてきているので、次回もいいテンポでサインを出せればと思う。
打つほうは、1打席目の感覚の“ズレ”を最後まで修正することができなかった。バットを短く持ったり早めにタイミングを取ったり工夫はしたが、結果につなげられなかった。感覚のいい日は自信を持って打席に立つだけだが、今日のようによくない日は感覚を修正する工夫を続け、その試合で結果を出せるよう考えてやる。試合に臨む段階でもしっかりと準備していきたい。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「星パパ先発マスク!!! 完封勝利に導く巧みなリードはお見事!!! 今日もグラウンドを走り回り、動きは軽快。打撃は少しお休みといった感じ。でも見事な活躍でした!!!
今日はホンマ、“捕手”というポジションの難しさや大変さがわかった試合に感じたわ。投手をうまくリードせなあかんし、打たないかん。野球の中で1番大変やわ。また勝ったら勝ったで投手が脚光を浴びるし、捕手は陰の功労者で終わってしまうからな!! 今の時代、捕手も打たな使われへんし…。皆さん!!! 来季から勝利したときは1番に捕手を褒めたってください!!! よろしくです!!!」
先発の佐野投手は初回、エラー絡みで1死1・3塁のピンチを迎えますが、注文どおりのダブルプレー!その後は打線の援護もあって快調に投げ、8回1失点の好投となりました!その佐野投手からバトンを受けた藤原投手は9回に登板。先頭打者を出すも後続を仕留め、日本人選手リレーで試合を締めました!! また、2人を好リードした星選手がバットでも1安打を記録しています。
佐野投手コメント
「初回の立ち上がりで1死1・3塁のピンチをつくってしまいましたが、狙いどおりのゲッツーを取り乗り越えました。しかし、エラーで出塁されたあとの打者に対してゲッツーを取れるようにならないといけないと思います。
3回に先頭打者に2ベースヒットを許し、その後バント、内野ゴロの間に1点と、簡単に点をあげてしまいました。点を取ってもらった次の回の先頭は絶対に抑えなくてはなりません。その後はチームのみんなが点を取ってくれたので、楽に投げられましたし、ストレートもコーナーを突けたと思います。しかし、初球ボールでカウントを1-0、2-0にする場面も多かったので、初球からストライクをどんどん投げていきたいです。そしてコーナーの投げ分け、高低、緩急を使っていきたいです。
残り1試合、オーストラリアでやってきたことの集大成となるような試合にしたいです。」
藤原投手コメント
「前回の登板から、下半身の動きがようやく自分のやりたい方向にしっかり向かってきていると思う。横振りや腕の遠回りが少なくなって抜けるボールもなくなってきた。内容的には先頭をヒットで出してしまったが、後続をしっかりと抑えられたので、次回の登板では先頭からしっかり取っていきたい。今後の練習・試合では、下半身の動きは継続して行い、あとはスライダーの精度を上げていきイニングでの球数を減らしていきたい。」
星選手コメント
「佐野は、今日も始めに高めに抜ける球が多く、また、変化球も低めに決まらないことが少なくなかった。しかし、変化球を消すことなく使い続け、その中で徐々に修正できてきたと思う。ただ1つ失点をした場面は、味方が先制した直後、先頭に二塁打、送りバント、内野ゴロであっさり同点に。ヒットからの送りバントは仕方ないとしても、1アウト3塁から内野ゴロではなく、三振をもっと意識して一球一球投げ、また捕手もそういうリードをしていかなくてはいけないと改めて感じた。次回は1点でも少なくするため、そういう部分を追求したい。
打つほうは、積極的にいく中でしっかりと捉えることが必要。この積極性を続け、状況に応じた打撃を心がけて“率”を上げられるように取り組んでいきたい。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「前回の“クラッシャー佐野”から、よう練習期間も自身で考えながらチャッチボールをやっていたな。その姿勢が今回の投球につながったように思うわ。ただこのオーストラリアが最終目的じゃないわな!! あくまで一軍という戦場で戦える技術や精神力を養う場であって、自身の課題克服や自身の“壁”を乗り越えるところや!! 佐野ッチが来季、一軍の戦場に立つ“自信”が持てれば、この“夢”者修行も大成功やで!! 残り1試合、ホンマ、集大成の投球ができるようにがんばりや!!!
藤原はこの2試合は上下の投球バランスが良く、荒れた球はなく、まとまりは見えてきたやん!変化球のキレも良くなりつつあるし、スライダーの変化も打者の手元で曲がるようになってきているわ。この感じをしっかりと体に覚えさせ、来季は中継ぎ陣の一角を“奪取”じゃ!!! あとはホンマ、日本に帰ってのオフの過ごし方やで!! 一にも二にも三にも投げ込め~~~~~!!!!
そして星パパは今日の4打席目、左すねに死球を食らっても1塁ベースまで走っていく姿を見ていると必死さを感じますな。守るほうは2投手をよく引っ張り最少失点でしのぎました!!!
ただ欲を言うなら、星パパは優しすぎ!!!! もっと叱ってもいいん違う???? 優しく諭すように2投手に話す姿を見ていると、“親子バッテリー”ってな感じ。だからこそ、若手が慕っていくんやろうね!! 星パパはもうケガの影響もなく、試合勘も戻り、さぁラストスパートで来季の捕手陣の競争に加わりなはれ!!!!
試合後、活躍した佐野と星にそれぞれ、監督からサンタの帽子とサングラス、馬のかぶり物をいただき、ご満悦の2選手でした!!!」