試合情報

ヤフオクドームでの今季最終戦は、相手にリードを奪われる度に反撃へ打って出る、粘りの攻撃を展開。終盤までもつれる接戦になります。すると、1点をリードされて迎えた8回に逆転に成功し、その後もリードを広げ6対3で勝利。最後まであきらめず、首位相手に執念の白星を挙げました。豪快弾で打線に火をつけたメヒア、そして逆転勝利を呼び込んだ中村の打撃を振り返りましょう。

0対1と先制された直後に迎えた4回、5番･メヒアは相手先発･大隣の高めにきた変化球を、体を前へ乗り出すようにタイミングを合わせながら引っ張ります。左方向へ高く上がる打球は、切れることなくスタンドに突き刺さる同点のソロ本塁打に。これでリーグ単独トップとなる30号に到達しました。今季途中加入ながら、84試合目にしての大台到達。もはやチームに欠かせない存在となった助っ人が、タイトル獲得、そしてチームの勝利へ貢献すべく、持てる力を発揮しています。

その後2対3とリードされ、場面は8回の攻撃へ。相手ベンチは強力なセットアッパー･五十嵐を投入。しかし、2番･渡辺直がしぶとく粘って四球を選ぶと、3番･浅村も安打で続き無死1,2塁の好機を演出します。ここで打席に入るのは、4番･中村。追い込まれてから低めの直球を反対方向へはじき返したライナーは、二塁手の頭上を越えて右中間を破る2点適時二塁打に。「絶対打ってやろうと思いました」と振り返る決意の一打で、見事に厳しい局面を打破しました。

明日からQVCマリンに舞台を移し、マリーンズとの4連戦がスタートします。過酷な10連戦後半戦でさらなる追い上げを見せ、上位浮上への勢いを高めましょう!

-おめでとうございます!

(中村)ありがとうございます。

-連敗で迎えた今日の試合、どんな思いで今日の試合に入ったんですか?

(中村)とにかく勝つことだけを考えてやりました。

-8回のシーンを振り返っていただきたいのですが、2番の渡辺直選手が執念の四球、3番の浅村選手がしぶとくライト前に落としてつないでくれました。あの時はどんな思いでしたか?

(中村)必死につないでくれたので、何とか1点でも取りたいなと思い集中して打席に入りました。

-あの時は2ボール2ストライクというカウントでしたが、打席の中ではどういう意識で立っていましたか?

(中村)コンパクトに何とかバットに当てようという気持ちで打席に入っていました。

-終盤の大逆転劇は今後にもつながりそうですが、そのあたりはいかがでしょうか。

(中村)この勝ちをしっかりつなげて、まだまだ試合があるので全力で頑張りたいなと思います。

-あともう一つ、ホームラン王争いもかなりし烈ですがそのあたりはどのようにお考えでしょうか。

(中村)特にないですね。はい。

-チーム内の競争ともなっていますが。

(中村)それは皆がそうやって見てくれたらいいなと思います。

-今日の試合でライオンズはリーグ戦では福岡で最後の試合でした。レフトスタンドにはたくさんのライオンズファンが今日も来てくれました。ファンの皆さんに一言お願いします。

(中村)レギュラーシーズン、福岡は終わりですけどまだ終わってないのでクライマックスシリーズでこれるように頑張ります。

-今日のヒーローは逆転タイムリーの中村選手でした!

終盤打線がつながったね。
序盤にバントの空振りやけん制アウトなどミスがあって、しゅんとしてしまうところだが、その後みんな頑張ってくれたね。
ゲーム前に栗山キャプテンがベンチ前でいい言葉を言ってくれた。
おかげで集中していけた。
明日につなげていけたらいい。

メヒアと中村がいい感じでホームラン争いをしている。
相手チームにとっては脅威だね。
自分としてはあと何本打つか楽しみです。
シーズン最後の福岡での試合で勝てて良かった。
ほぼホームの球場ですごく応援してくださったファンの皆さんにみんなでお礼の挨拶をさせていただきました。