試合情報

シーズンも佳境に入り、いよいよ9月の戦いがスタート。10連戦の初戦ともなる相手は、並走しているマリーンズです。上位浮上を狙う両軍の戦いは2点をリードされて迎えた9回に代打･森の内野ゴロの間に1点を挙げるも、あと一歩及ばず3対4で惜敗となりました。接戦の中、木村がチームを勢いづける一発を放っています。

同点とされた直後に迎えた4回の攻撃。この回先頭の6番･木村は、相手先発･藤岡の甘く入った直球を鋭く振り抜きます。弾丸のようなライナーとなった打球は、ファンが歓声を上げて待ち受ける左翼席へ突き刺さり、勝ち越しの10号ソロ本塁打に。自身初となる2桁本塁打に到達する一発ですぐに試合の主導権を奪い返します。

4回表の守備では、失策は記録されなかったものの右中間への打球をつかみきれず、相手の得点へとつなげていた木村。そのことも踏まえて「前の守備でミスしてしまったので、なんとか塁に出ようと思って打席に入りました。いい結果になりました」と振り返りました。ミスをすぐにバットで取り返す気持ちの強さで、この連戦さらなる活躍を続けていきましょう。

また、投手陣では9回に2番手･岩尾が今季初登板。2点差とまだ逆転可能な局面を任されますが、1死から味方のミスで走者を出す苦しい状況に。しかし、これで崩れることなくこの日3安打の加藤を二ゴロ、続く角中を空振り三振に仕留め無失点としました。10連戦という過酷な日程で結果を残し続け、1軍定着を目指したいところです。

明日の先発はレイノルズ。前回登板での悔しさをぶつけ、チームを勝利へ導くような快投を見せましょう。

序盤にもたもたしてしまった分、こういうゲーム展開になってしまったことを反省しなければいけない。バントミスもあったしマリーンズとはこういうゲームが結構多いので点を取れる時に確実に取っていかないと。結構お付き合いをしてしまった。

牧田が点を取った後に先頭バッターを出してしまうところに少し歪みがあったと思う。守りの方も記録には出ないけれどやっぱり外野前ヒットを3塁打にしてしまったことがちょっと軽率だったなと。そういう点が1つ2つ出ているので、やはりミスした方が苦しい展開になる。

(木村について)
野手転向してから考えると実質2年目。彼の身体能力からしたらミスの方は外野手としてはまだまだ低い。もっと打率が上がれば自ずと打点も増える。彼に対してはもっと高いものを望んでいるので、今に甘んずることなくもっと成長してほしいなという気持ちでいる。