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2014.08.16 SAT
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vs北海道日本ハム 第15回戦

Aクラス浮上に向けた大事なファイターズとのカードで、初戦を幸先よく取ったライオンズ。9連戦の折り返しともなるこの日の試合は、乱打戦となる中試合は延長戦へ。その後も一進一退の攻防が続きましたが、両チーム合わせて16人の投手をつぎ込み5時間半を超える大熱戦は8対8の引き分けに終わりました。勝利を引き寄せるべくつながった5回の猛撃と、延長10回の森の鮮烈な一撃を振り返りましょう。

相手先発・吉川の荒れ球に苦しみ、4回まで無得点に終わっていた打線。しかし、0対1と先制された直後の5回にその吉川を攻め立てます。無死1,3塁と好機をつくると、2番・渡辺直、3番・栗山の連続長打で3点を奪い逆転。極めつけは続く4番・中村の打撃です。外角への直球を反対方向へはじき返した打球は、右中間スタンド中段付近に飛び込む21号2ランに。自身4試合ぶりとなる一発でリードを大きく広げましたが、本人は「まぐれホームランです」と謙そんの様子。それでも、打者たちの必死の思いが伝わる連打になったことは間違いありません。

その後相手の猛反撃を受け延長戦に入る戦いは、10回に1点を勝ち越されます。しかし、その裏に代打・森が登場。スタンドは3試合連発を期待し大きな歓声を上げますが、若獅子が台本が用意されていたかのような奇跡を起こします。相手投手・増井の高めの直球を鋭いスイングで捉えた打球は高く上がり、大声援に後押しされるようにバックスクリーンに飛び込む同点の3号ソロアーチに。驚異のルーキーが3試合連続となる一発を記録して土壇場で同点としました。

明日は「ジャングル大帝シリーズ」最終戦。今季初登板となる先発・小石が持てる力を発揮するとともに、打線も全力で援護して王者の意地を見せましょう。

田辺監督代行コメント

後ろの2人で逃げ切れなかったことが痛かった。あそこで逃げ切って勝てば良かった。
あそこで逃げ切れなかったということが原因でこういうゲーム展開になってしまった。

森は代打でいきなりホームランだからね。
末恐ろしいというか…。
今日もボール球だったが、あそこは彼にとってストライクなのかもね。
簡単にボールだよとは言えないね。

打ち分けているね。3方向に打ち分けているね。
今のところすごいとしか言いようがないね。

平野とは2軍でけっこうバッテリーを組んでいるので心配は無かったです。

(12回の森の打席について)打たせるのは当然。多分バントしたことないでしょ。
高校時代、プロに入ってもしていないと思うから、あそこは好きに打てと指示しました。

今後の使い方はいろいろ考えなきゃいけないですね。これから相談していろいろ考えます。

(明日は大谷投手が先発で森選手は高校時代にヒットを打っていますが)高校時代とプロは違うので、そこのところは抜きにして考えていきます。

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