試合情報

今日からホーム6連戦がスタート。まず相対する4位･マリーンズとは1.5ゲーム差と、目の前の敵を捉えつつあります。そのカード初戦は同点のまま延長に入る熱戦に。12回に勝ち越し打を許しますが、その裏に執念を発揮して2点を奪い5対4で大逆転勝利を果たしました。歓喜の瞬間を呼んだ12回の攻撃を振り返りましょう。

12回表に1点を勝ち越され、3対4で迎えた12回裏。相手投手･カルロス･ロサに対しまず9番･金子侑が中前安打で出塁します。

1塁走者･金子侑が足で揺さぶり何度もけん制を誘うと、続く1番･秋山は相手投手の球が甘くなったところを見逃しません。振り抜いて捉えたライナーは左中間を深々と破り同点適時二塁打に。サヨナラ勝ちへの機運が一気に高まります。

スタンドからの大声援が相手の勢いを飲み込む中、2番･渡辺直が試合を決めるべく打席へ入ります。ベテランは相手投手の動揺を察知し、じっくり球を見極めて待っていたボールをジャストミート。前進守備の外野を抜けていくサヨナラの適時二塁打を放ち、5対4で勝利。劇的な終幕にスタンドも選手たちも大きな声を上げて喜びを分かち合いました。

また、この日は勝ち負けはつきませんでしたが、先発のエース･岸が熱投を演じます。5回まで被安打7、失点3とやや苦しみますが、その後は勝ち越しを許すまいと力を振り絞り、6回から8回にかけて3イニング続けて3者凡退に。相手打線の勢いを止めるべく、エースの意地を見せました。

明日のマリーンズ戦では武隈が今季初先発。力むことなく勝負に臨み、目の前に迫ったマリーンズをつかまえましょう!

-同点打の場面、どんな気持ちで打席に入りましたか?

(秋山)僕が決めきれずに中継ぎの人に負担を掛けたり。こんなに遅い時間まで応援してくださる人がいて本当にありがたいです。嬉しかったです!!

-前の打席はチャンスの場面で凡退という打席が続いていましたが?

(秋山)本当にあそこは絶対決めると思って入ってたんですけど。悔しくて、もう1回チャンスをもらえたんで、なんとか後ろにつなげるように必死でいきました。

-同点打の場面は追い込まれて、2球落ちるボールを見極めました。最後はある程度確信があっての打撃だったんですか?

(秋山)あそこはネコ（金子侑選手）があれだけ踏ん張ってヒットを打ってくれたので。ゲッツーを打たないようにと思ってましたけど、追い込まれてしまったらあとは粘るだけと思って。最後はがむしゃらにいった結果です。

-開幕から中々状態が上がりませんでした。ただ数字も上がってきていますね?

(秋山)今日は最後までどうなることかと思って。最後に一本皆さんの声援に打たしてもらったと思っています。

-それが見事なサヨナラ勝ちにつながりました。4時間を超える試合、多くのお客さんが残ってくださっています。最後にメッセージをお願いします。

(秋山)次は早い段階で打てるように頑張りますんで。こういう時も最後まで声援よろしくお願いします。ありがとうございました!!


-今シーズン2度目のサヨナラ。抜けた瞬間のお気持ちは?

(渡辺直)打った瞬間ヒットだと思ってたので、良かったです。

-12回に1点失って、苦しい場面からの逆転サヨナラでしたね?

(渡辺直)絶対逆転すると、そういう強い気持ちでいましたので。出来て良かったです。

-秋山選手の打席はどんな風にご覧になってましたか?

(渡辺直)絶対つないでくれると、チャンスで回ってくると。そう思ってました。

-最後の場面は自分しかいないという感じだったんですか?

(渡辺直)僕が駄目でもクリ(栗山選手)が還してくれると思って(笑)楽にいきました。

-落ちるボールを見極めてのバッティングでしたね?

(渡辺直)そうですね。岸が頑張って投げてたんですけど、中々援護が出来なかったんで。なんとか最後絶対うとうと思ってました。

-このサヨナラ勝ちは大きいと思います。前半戦も残り試合が少なくなってきましたが、最後にメッセージをお願いします。

(渡辺直)一つ一つ目の前の試合を全力で頑張りますんで、応援よろしくお願いします!!

最終回で同点に追いついた時点で、負けなくて良かった。
直人が逆転打を打ってくれるとちょっと思っていたけれど、最後の最後の土壇場での野手の粘りは見事だった。
もう少し前に勝負を決めたかったけど、今日のような接戦をなかなか取れなかった時期があった。
土壇場で勝利できたことは、チームとして勢いが増すと思う。

序盤に攻守でミスがあったけど、そこでよく岸は踏ん張ってくれたね。ゲームをそれなりに作ってくれた。

前回のバファローズ戦ではちょっと攻撃陣に雑な面がちらほら見られたけれど、最後に見せた集中力は確実に力をつけていると感じている。
我々は上を向いていくしかないので、常に強い気持ちで一戦一戦戦っている。大事な勝ちだと思う。
ひたすら上を見ていきたいですね。