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2014.07.02 WED
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vs北海道日本ハム 第10回戦

今季2度目となる菊池と大谷の「怪物対決」。両先発が意地の投げ合いを展開しましたが、それ以上に熱い展開が9回に待っていました。3点差をひっくり返す見事な攻撃で6対5と今季チーム初のサヨナラ勝ち。歓喜の声が22時を過ぎた西武ドームに響き渡りました。その劇的勝利を呼び込んだ斉藤の打撃を中心に、9回の攻撃を振り返りましょう。

2対3で迎えた9回表に2点を失い、厳しい状況のまま9回裏の攻撃へ。しかし、ここから獅子たちが驚異的な粘りを発揮します。この回から登板した相手投手・武田久から3連打を放ち無死満塁とすると、2番・渡辺直がたたきつけた打球は高く弾み、二ゴロとなる間に3塁走者が生還。3対5と詰め寄り、なおも1死2,3塁と好機が続きます。

ここで打席に入ったのは、代走として途中出場していた斉藤。相手のベンチもクロッタを送り込みます。斉藤は今季ここまで6打数無安打。相手のクロッタは150キロ前後の球と変化球を操る好投手ですが、気持ちで負けてはいませんでした。カウント2-2と追い込まれてから真ん中に入った変化球をフルスイングすると、完璧に捉えたライナーが前進守備を敷くライトの頭上へ。打球はそれにとどまらずフェンスも越えていき、試合を一振りでひっくり返しました。

斉藤の今季自身初安打、そしてプロ初本塁打が、今季チーム初サヨナラ勝ちへとつながった劇的幕切れ。最後まで声援を送ったライオンズファンとナインから祝福を受け、満面の笑みを見せました。

明日は今季2度目となる県営大宮球場での一戦となります。大宮でも再び勝利の声を響かせるべく、今日のような勢いを見せましょう!

今日のヒーローはもちろんこの方、斉藤彰吾選手です!!

-ナイスバッティングでした!!

(斉藤)ありがとうございます!!

-プロ入り初のホームラン。今の気持ちは?

(斉藤)今…真っ白です。はい。

-今シーズン初ヒットがプロ入り初のホームラン、そしてサヨナラ打です。いかがですか?

(斉藤)イメージ出来てなかったんで、ホームランもイメージしてなかったんで、自分が一番びっくりしてます。

-手応えはいかがでした?

(斉藤)うーん…、なんすかね。あんま覚えてないです。すいません。

-打席に向かう前はどんな指示があってどんな気持ちでしたか?

(斉藤)宮地コーチに「いつも通り、呼吸整えて楽しんでやってこい」と言ってくれたので、その言葉でちょっと気持ちが楽になった部分はあります。

-いつもの練習の成果がしっかり現れましたね?

(斉藤)そうですね。色々あったんですけど、一生懸命やってきてよかったと思います。

-この斉藤コールも大きく届いているんじゃないですか?

(斉藤)最高です!!

-4時間を超えるゲーム。ファンのかたの声援も熱く届きましたよね?

(斉藤)はい。

-明日は場所を大宮に移しての戦いとなります。意気込みをお願いします。

(斉藤)もう勝つしかないと思うので、それに貢献できるように毎日一生懸命やっていきたいと思います。

ヒーローインタビュー動画

田辺監督代行コメント

(劇的な結末に)ちょっと信じられないですね(笑) 代走・守備要員の斉藤が、あそこで、まさか打つとは思っていなかったですね。良くてヒット、粘ってくれてフォアボールでいいかなと思っていましたが、まさかホームランとは誰が予想しました? たぶん(予想できた人は)いないんじゃないかと思いますよ(笑)

斉藤が凡打しても後ろの中村が敬遠、森本で勝負という流れだったでしょうから、斉藤も打つだけだから行ってこいということだけでしたね。「よくやった」と声をかけたいですね。9回表にベンチの指示が悪くて2点取られてしまいましたけど、チーム、特に斉藤がカバーしてくれました。(先頭の)大崎のヒットで次のバッターも勇気を持って打っていけたと思います。

全体としては、こちらのミスもあって苦しい展開でしたね。菊池の出来も今ひとつ。安定感に欠けるところがあって、向こうがバント失敗してくれて2ストライクまで追い込んでいる中で長打打たれたりとか、そういうところでまだ詰めが甘いなと思いました。

反省は反省としてやりますけど、ただシーズンの中でこういう試合があってもいいかなと。何とか波に乗っていきたいですね。よくやった斉藤! OK!

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