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2014.05.28 WED
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vs阪神 第1回戦

「完全敵地」甲子園に移って迎えるタイガース戦。中盤まで1対3とリードされる苦しい展開でしたが、7回に追いつき同点に。その後一進一退の攻防を演じ、4対5で9回へ入るも、ここで執念の攻撃を体現し、3点を奪って逆転に成功。7対5で手に汗を握る勝負を制しました。終盤に演じた攻撃を振り返りましょう。

1対3で迎えた7回、2死3塁から代打で登場した大崎が、ベンチの期待に応えました。相手先発・メッセンジャーの低めのカーブをためて引っ張ると、二塁手の頭上を越えるライナーとなり1点差に迫る適時打に。その後も2死1,2塁と好機が続くと、2番・脇谷がしぶとく一二塁間を破る適時打を放ち、ついに同点とします。

その裏に勝ち越されるも、8回に代打・森本の適時打で同点に。その直後に再び1点を勝ち越され、4対5で試合は9回へ。しかし、ここから獅子の「全力」プレーが本領を発揮します。相手の守護神・呉昇桓に対し守りが乱れたのを見逃さず2点を奪い逆転に成功。さらに、5番・メヒアはフェンス最上部を直撃する適時二塁打を放ち、この回3点を奪取。7対5と逆転勝利を決めるに至りました。

一時同点に追いつく適時打を放った脇谷は「牧田が頑張っていたので何とかしたかった」と話しましたが、その言葉通り先発・牧田がたびたびのピンチで粘り強さを見せました。1対1で迎えた3回に守りのミスもあって2死3塁とされるも、今成をボテボテのゴロに打ち取りピンチを脱出。1対3とリードされて迎えた6回には、2死満塁とされてしまいますが、ここも上本を仕留めて無失点に。「しっかりと粘っていこうと自分のピッチングを心がけました」と振り返るように、勝ち越されてからは粘りを見せました。6回を投げて3失点。猛虎打線の厳しい攻撃を受ける中で、粘り強く投げています。

明日は菊池が甲子園のマウンドへ上がります。「聖地」で躍動を見せ、チームを連勝へ導きましょう!

今日のヒーローは、逆転のきっかけを作りました、金子侑選手です!

-ナイスゲームでした。

(金子侑)ありがとうございます。

-9回、イニングの先頭。相手は呉昇桓でした。どんな準備で行きましたか?

(金子侑)真っすぐがすごく速いピッチャーだったので、真っすぐにタイミングを合わせて、どんな形でもいいから塁に出ようという気持ちでバッターボックスに入りました。

-対戦は、オープン戦などであったんですか?

(金子侑)いや、初対戦でした。

-初対戦で、その速いボールを打った手応えはどうでした?

(金子侑)形は決して良くなかったんですけど、しっかり球に食らいついていけたので、良い結果につながってくれたのでよかったです。

-そして、貴重な同点のランナーとして盗塁。勇気がいるんじゃないですか?

(金子侑)スチールのサインが出たので、自分の長所でもあるので、思い切って勇気を出してスタートを切りました。

-今年は開幕スタメン、その後抹消もありました。どんな思いでシーズンを過ごしていますか?

(金子侑)そうですね。なかなか思い通りに行かなくて、難しいことが多い2年目なんですけど、それでも一日一日大きな経験になっているので、毎日をがむしゃらにやっていきたいなと思っています。

-ショートのレギュラー争いもありますが、これから俺はこういうところでまだまだアピールするんだという誓いを聞かせてもらえますか?

(金子侑)やっぱりライバルも多いので、少しでも自分のいいところを前面に出していって、ポジションを取っていきたいなと思います。

-チームもこれからまだまだ浮上ですね?

(金子侑)はい! これを機に、どんどん勝っていきたいと思います。

伊原監督コメント

今日は強かったね。本来こういかなければいけない。
(今日の勝ちは)金子(金子侑)ですよ。食らいついて出塁して盗塁も決めて。金子の足につきますよ。
あの場面、1点差の場面でなかなか走れませんよ。
展開としては打線が奮起してああいう形になった。
だいぶ風向きが変わってきたかな。

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