試合情報

岸のノーヒットノーランの記憶が余韻のように残るQVCマリンでのデーゲーム。しかし、この日は千葉の強風に苦しみました。相手の打球が風に乗る本塁打、さらに風にあおられた打球が守備の間に落ちる不運もあり、1対5で敗戦。その中、浅村が気を吐き一発を放ちました。

0対5で迎えた8回。この回先頭の4番･浅村は、相手投手･カルロス･ロサの初球を振り抜きます。直球を捉えた打球は、グングン伸びて左中間スタンドに入る5号ソロ本塁打に。自身4月17日以来と久々の一発で「1点返すことができてよかったです」と振り返り、簡単に勝利を渡さない姿勢を打ち出しました。この快打をきっかけに、本塁打を量産していきたいところです。

また、7回には無死1,2塁のピンチで3番手として藤原が今季初登板。0対5とリードを広げられる苦しい中でのマウンドを任されますが、持ち味である左右へ変化するボールを使って井口を惑わせます。最後は外角へ大きく逃げる変化球で空振り三振に仕留めると、続く今江に対しても内角と外角の両サイドを使って攻めていき、注文通りの併殺に打ち取って窮地を脱出。これ以上点を与えられない場面で難しい仕事を果たし、ベンチの信頼を得る活躍を見せました。

その後も8回に4番手･豊田が無失点に抑えるなど、終盤に投打で粘りを発揮しただけに、惜しい敗戦となりました。明日の先発は、来日初先発となるボウデン。カード勝ち越しをかけた大事な戦いで、チームの流れを変える投球を見せたいところです。

(昨日の岸投手のノーヒットノーランで波に)乗りたいけど乗っていけない。

(雄星について)
今年はここまで立ち上がりがばらついている。これからどうもっていくか。
立ち上がりを乗りきれば乗っていける。打たれていないからね。

(6回のチャンスについて)
チャンスは必ず2、3回はある。それをものにできるかどうか。
ミスが失点に繋がってしまった。