vs千葉ロッテ 第2回戦
チームは、昨日の今季初勝利で勢いに乗っていました。初回から打って出て3点を先制すると、先発・野上の好投でマリーンズの反撃を断ち3対1で勝利。連勝を果たしました。
昨日の試合、12打席目にして初安打が生まれた秋山。生みの苦しみを経た今日は、値千金の一撃を放っています。
初回、相手先発・古谷を攻めて6番・ランサムの押し出し四球で先制。2死満塁の好機が続いて7番・秋山が打席へ入ります。相手投手の古谷は左投手でしたが、外角寄りの直球にうまく対応。「思い切っていった」と振り返るように強くたたき、低い打球が三遊間を抜ける2点適時打になりました。今季初打点を挙げ、本来の力を取り戻しつつあります。
先発・野上は初回こそ1点を失うものの、2回以降はシュートを右打者の胸元へ厳しく突き、左打者にはチェンジアップを低めに集める丁寧な投球を披露。自分のリズムで投げていく野上について清川投手コーチも「このまま攻めのピッチングを続けてほしい」と4回以降の投球に期待を寄せます。
そうしたベンチの期待に応えるように、自分のリズムをつかみ2回から5回にかけて安打を許さない野上。6回には先頭打者の加藤に安打を許しますが、相手のヒットエンドランを読み盗塁を阻止すると、打者の鈴木は内角を突く直球で見逃し三振に。続く井口も空振り三振に仕留め、要所での制球力が光りました。
その後も快投の止まらぬ野上は、8回を108球、被安打4、奪三振6、与四球1、失点1の好内容。自身初となる完投勝利はおあずけとなりましたが、今日の勝利の立役者となりました。
また、9回を任された十亀は、無死満塁の大ピンチを迎えながらも、ここで強気な姿勢を崩すことなく後続を断ち、無失点にしのいでプロ初セーブを記録。守護神としての第一歩を踏み出しました。態勢の整いつつあるチームに、快進撃への期待が高まります!
今日のヒーローは、野上投手です!
-おめでとうございます!
(野上)ありがとうございます!
-今日は8回4安打1失点。非常にテンポの良いピッチングでした。
(野上)そうですね。のらりくらりと、頑張ることができました。
-ストレートと変化球をうまく投げ分けることができましたね。
(野上)初回はちょっと力んで持ち味を出せなかったんですけど、それ以降は出せたので良かったと思います。
-ライオンズ打線も1回に3点と援護をくれました。
(野上)ちょっとそれもプレッシャーにはなりましたけど(笑)、自分らしく自分の仕事をしようと投げました。
-9回はピンチになりましたが、どんな気持ちで試合を見ていましたか?
(野上)「十亀はやってくれる」と願っていました。
-そして、チームもこれで2連勝です。
(野上)3連敗しての2連勝。連勝が続くのはいいことなので、明日の岡本洋介さんは頑張ってくれると思います。
-最後に、野上投手ご自身の意気込みをお願いします。
(野上)目標としてはチームを優勝に導くことなので、精いっぱい頑張りたいと思います。
-ライオンズの野上投手でした。
(野上)ありがとうございました!
ヒーローインタビュー動画
伊原監督コメント
野上はナイスピッチングだった。
彼らしい頭を使ったピッチングだったね。
十亀は先頭を打ち取れば楽になれるけど、プレッシャーがかかるからね。
秋山も本来の当たりが戻ってきたね。
6回のエンドランは、銀ちゃん(炭谷)がいいボールを投げてくれた。
キャッチャーは2人で頑張ってもらう。