vs千葉ロッテ 第1回戦
QVCマリンに乗り込み、マリーンズとの3連戦に挑むライオンズ。かつてのエース・涌井との対決を制し、6対2のスコアで今季初勝利。伊原監督にチーム復帰後の初白星をプレゼントしました。
連敗ストップを託された先発・牧田は、初回こそ1点を失いますが、2回裏は、1死1塁から併殺打を奪って味方打線の逆転劇を呼び込みます。その後も毎回のように走者を出しながらも、要所を締めて得点を与えません。
6回裏に背負った無死1,2塁のピンチを無失点に抑え、7回裏はこの試合初となる3者凡退に打ち取ります。8回裏は無死1,3塁のピンチを迎えましたが、併殺打の間の1点だけでしのぎました。8回を118球、被安打5、奪三振4、与四死球4、失点2。3つの併殺打を打たせる粘投で、今季初白星です。
鮮やかな逆転劇を呼び込んだのは、今季初出場となった8番・上本のバットでした。1点を追う3回表、先頭打者として打席に入ると、かつてのライオンズのエース・涌井の直球を右中間にはじき返す二塁打を放ちます。すると、続く9番・金子侑の中前適時打で生還しました。
さらに、続くチャンスで逆転の一打を放ったのは、3番に入った木村。1死1,2塁から、外角低めに落ちるフォークボールに体勢を崩されながらも、バットの先に当てて右翼手の前にしぶとく落とします。「チャンスだったので気持ちで打ちました」と振り返った木村は、うれしい今季初打点を記録。外野の定位置争いに勝ち残った男の躍進に期待しましょう。
また、8回表には6番・ランサムの来日第1号本塁打が飛び出しました。「スライダーを待っていたけど、ストレートをうまく打つ事ができた」と、相手の4番手・吉原が投じた高めの直球を強振。高く舞い上がった白球は左翼ポールを直撃します。これが貴重な4点目となり、勝利をグッと引き寄せました。
連打や豪快な一発など、攻撃の形も整いつつあります。今日の勝利をきっかけに、躍進しましょう!
-今日のヒーローは、牧田投手です!
-今日は1イニング以外、毎回ランナーを出しながら8回2失点、粘りのナイスピッチングでした!
(牧田)そうですね。投げる前から粘り強く投げようと思っていたのでそれがこの結果になりました。
-ゲッツーも3つ、取れましたね。
(牧田)そうですね。欲しいところで取れたので非常に良かったと思います。
-チームの連敗はストップ。今シーズン、チームの初勝利に貢献しました!
(牧田)3連敗という形だったんですけど、それを気にせず自分のピッチングを心掛けようと思って投げました。
-1回には先制されましたが、打線が逆転して援護してくれました。
(牧田)非常に助かりました。
-最後に、今シーズンの意気込みをお願いします。
(牧田)優勝しかないので、それに向かって頑張っていきたいと思います!
ヒーローインタビュー動画
伊原監督コメント
(初勝利について)
いつかは勝つからね。今日は牧田が粘って良いピッチングをしてくれた。
上本選手の起用については相性もあるし、コーチから話があったから起用した。