試合情報

昨日の試合ではファイターズにリーグ優勝を決められる悔しい敗戦となりました。しかし、まだクライマックスシリーズ進出、そして2位の座を守るための大事な試合が続きます。仙台へ舞台を移してのイーグルス戦は、中盤までに4点を奪いリード。投げてはプロ初先発となる十亀が好投し、4対2で勝利を収めて今季の3位以上が確定し、クライマックスシリーズ進出を決めました。また、9回を締めた涌井が今季30セーブ目を記録。現時点でセーブ王のファイターズ･武田久に1つ差と迫っています。

プロ初先発の十亀が、粘りの投球で見事先発での初勝利をつかみ取りました。

これまでは中継ぎで重要な局面を任されてきた十亀。「初先発にしては落ち着いてマウンドに上がっている」と杉本投手コーチが評した通り、先発になっても投球スタイルは変わりません。切れのある速球を中心に、緩い変化球とシンカーを織り交ぜ両サイドに投げていきます。初回を3人で抑えると、2回裏、3回裏は得点圏に走者を置くも要所を締めて無失点。中継ぎでの経験がピンチの場面で生きました。

7回に2人の走者を出して降板となるも、6回0/3を投げて79球、被安打7、無四球、失点2と好投。先発としての初勝利は、無傷での今季6勝目となりました。

昨日の試合では意地の一発を放った中村。今日も自慢の長打力を発揮しています。

0対0で迎えた2回表。先頭の4番･中村は相手先発･釜田の低めに曲がる変化球を見事にすくい上げました。打球は低い弾道を描き、左中間席に入る2試合連続の27号ソロ本塁打になります。2位のバファローズ･李大浩、ファイターズ･中田と4本差を付けているリーグ本塁打王の座はもちろん、30号の大台を目指して残り少ない試合で本塁打を量産していきましょう。

また、4回表にも弾丸のようなライナーが左翼フェンス上部を直撃する安打を放ち、9月25日以来となる複数安打を記録しています。

他の打者では、8月21日以来の出場となった9番･永江が5回表にプロ初安打を記録。ボテボテの当たりでしたが、足が生きた内野安打となりました。守備でも9回裏の無死1塁で三遊間を襲うゴロを滑り込んで拾うと、座ったままの体勢で2塁へノーバウンドで送る素晴らしい守りを見せ、攻守で活躍しました。26打席目にしてのプロ初安打。1年かけて産みの苦しみを十分に味わった若獅子は、この経験を糧にさらなる飛躍を遂げていきます。

クライマックスシリーズ進出を決めたものの、今日は3位･ホークスが勝利したためゲーム差は2のままです。明日の10連戦最後、そして今季最後となる仙台での試合で連勝を果たし、2位の座を固めましょう!

-初先発を白星で飾りました、おめでとうございます。

(十亀)ありがとうございます!

-先発としての勝利の味はいかがですか?

(十亀)ゲッツーも多かったですし、今日も野手の方に助けられた部分がすごくあったので、この一勝に感謝して次につなげたいと思います。

-これまで40試合でリリーフとして投げてきましたが、今日は初先発。どんなことを一番意識しましたか?

(十亀)まずは初回、次は2イニング目と、一イニングずつ抑えていけば後ろは安定したピッチャー陣がいるので。結果、6回まで無失点だったので、自分でも良かったなと思います。

-本当に落ち着いた表情でしたが?

(十亀)そうですね･･･まぁ･･･(笑)

-緊張というのもなく?

(十亀)中継ぎで投げていたので、緊張というのはそこまでなかったです。

-十亀投手はルーキーとして無敗の6連勝! すごい記録ですよね?

(十亀)ありがとうございます!

-19年ぶりということだそうです。

(十亀)そうなんですか。

-チームは今日の勝利で3位以上が確定。クライマックスシリーズ進出が決定しました!

(十亀)僕らは2位で通過してホームでクライマックスシリーズをやりたいと思っているので、これからまた一戦一戦頑張っていきたいと思います。

十亀はずっとリリーフで投げていたのでスタミナの面が不安だったが、後半も球威が落ちなかったし、意外とタフなピッチャーだね。
良く投げたと思います。

今さらだけど、改めてディフェンスが大事だなと思いました。
しっかり取れるところ、欲しいところでダブルプレーが取れました。
永江は守備力があるのは分かっていたが、球際にも強いね。
いい守備をしていると思います。

これからは短期決戦になるので、状態のいいピッチャーを使っていきます。
このところ同じパターンで負けていたので、しっかり先制して守れば勝てるということです。

今日の試合はチームにとって大きな1勝だと思います。
優勝はなくなりましたが、Aクラスは確定したので、全力で2位を目指します。