試合情報

今日は子どもの日。球場に駆け付けた3万人を超えるファンの前で勝利を挙げたいところでしたが、4月21日以来の対戦となるマリーンズ先発･唐川を攻略しきれず、2対4で敗戦となりました。

安打を出しながらも得点になかなか結び付きませんでしたが、ヘルマンが来日初となる1試合4安打を記録。そして、大石が初めて1軍のマウンドへ上がり、大観衆の注目を集めました。

昨日は自慢の脚力で先制点を生んだ6番･ヘルマンが、今日は打撃で活躍します。1対2で迎えた2回裏に1死から三遊間を抜けるゴロで安打を放ち出塁すると、ヘルマンの足を気にした相手先発･唐川がボークを取られ、2塁へ進塁します。この後、7番･嶋の当たりが相手のミスを誘って、同点のホームを踏み生還。昨日に続いて得点に絡みます。

ヘルマンは4回裏にも2死から内野安打で出塁すると、6回裏には外角への球をおっつけて右前へ転がす安打に。これで、4月15日以来、今季2度目の猛打賞を記録。2点を追う9回裏にも1死から中前安打を放ち、来日初となる1試合4安打に。積極果敢な走塁でチームを鼓舞し続けているヘルマン。これを機に強い当たりを打ち続け、打撃陣につながりを持たせてほしいところです。

また、今日は大石が初めて1軍の舞台に上がりました。2対4で迎えた8回表、ファンの注目を一身に受けてマウンドへ上がった大石。伸びのある直球と曲がりの大きい変化球で相手に対峙し、しっかり無失点に抑えます。

続く9回表も任された大石は、四球を与えるも、好機を広げさせずに無失点。2回を投げて38球、被安打1、与四球1、無失点と上々のデビューとなります。昨日、自身初のリリーフ登板を成功させた涌井に続き、投手陣には明るい材料となりました。

明日は9連戦最後の試合。選手の疲れもピークに達していますが、今こそ力を出しきる時です。先発･西口に今季初白星をプレゼントすべく、攻撃陣がつなぐ意識を強めて勝利で締めましょう。

(野上は)ランナーを出してからの無駄な進塁がね。フォアボール、デッドボール、ワイルドピッチと非常に締まらないピッチングだった。

ランナーを出してからがつながらなかった。ヒットは出ているんだけど、チャンスをつぶしたり、チャンスで一本が出なかったり。

大石は初登板で抑えてくれた。彼本来の球質の良さというか。初登板にしてはいいピッチングだったと思います。
まずはリリーフから。春先よりはだいぶ良くなっている。