ライオンズ期待の選手たちが技術を磨き上げるオーストラリア武者修行が、今年も始まりました!
本田投手は先発で、野田投手は中継ぎとして来季の一軍戦力になれるよう、試合での結果を求めていきます。また、外野手から捕手にコンバートした駒月選手は、捕手としての基本の動きを体に叩き込み、たくさんの投手の球を受けていきます。
選手たちの奮闘ぶりをお伝えするオーストラリアレポートを、ぜひオフィシャルサイトでチェックしてください!!
野田投手コメント
「いま、自分の力がどこまで通用するのか最大限に出す。
課題としては、左右打者のインコースをしっかり攻めていく。遅い球がない分、厳しいコースを攻めていけるようにする。外国人がどのコースに強いのか、そういうものもしっかりと駆け引きしていく。
日本でシーズンを戦っているように、防御率を考えながらやっていく。中継ぎなので1回をしっかり0点で抑えていく。」
本田投手コメント
「ストレートの球威とコントロールのレベルアップ、そして決め球の習得を課題にやっていきたい。
ストレートに関して、一軍で活躍するにはファウルを取れる球威が必要であり、コントロールも最低限内外のコースに投げわけられるレベルにしていきたい。
また、決め球も習得していきたい。今まで三振を取れる球がなかったので、いま持っているチェンジアップを磨いていきながら、潮崎二軍監督から「フォークを試しては…」とアドバイスをいただいたので、フォークも試していきたい。
生活においては、一人暮らしの経験も料理もしたことがなく、人とのコミュ二ケーションを取るのも苦手です。このオーストラリアでの生活は人として、新しい発見の多い経験になるので、野球以外も同じくらいに大事に取り組みたい。」
駒月選手コメント
「捕手として技術向上。
まだやり始めたところでのオーストラリアということで、ブロッキング・キャッチングを主に練習し、外国人特有の動く球などの捕り方を学ぶ。
また、コミュニケーション力の向上。元々人と会話をするのが積極的ではないので、殻を破って、積極的に取りたいと思う。英語で話すことができたら、日本人とのコミュニケーションはもっと簡単になると思うので。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「それぞれ、野球人として活躍するために足らない技術や精神的な部分を克服できるよう、精進していこう!!」
7イニングス制で行われるダブルヘッダー第1試合。3選手の中で最初に出番が回ってきた先発・本田投手は、6回を投げて無失点の堂々たる投球を披露!被安打6のうち、与えた長打はわずか1本と持ち味を発揮し、チームの完封勝利と2連勝に大きく貢献しました!!
本田投手コメント
「初登板ということで、何よりも6回を無失点に抑え、試合も勝ててよかったです。
投球内容は、持ち球のカーブやチェンジアップで相手のタイミングも崩れていたし、空振りも取れたのはよかったです。
しかし、1番の課題としているストレートのレベルアップという面では、まだまだ外国人選手相手に通用しないと痛感させられました。もっと打者の近くからリリースし、スピンの効いた強い球を投げられるように、取り組んでいこうと思います。さらに、よかった変化球ももっと腕を振れられれば、ワンランク上にいけるだろうし、常にストライク先行でいけることができれば、もっと楽に投げられていたと思います。
次は投げるボールの精度を上げることはもちろん、頭を使って状況に応じた投球を目指したいと思います。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「あっぱれ!本田!! 岸の後釜はお前や!!
見事な投球で散発6安打!1本だけ芯で捉えられた安打があったけど、ほとんどがコースヒット!打者のタイミングを上手く外す投球、1球目、2球目で打者を追い込む投球、制球と、申し分ない内容やった。2回には3者連続三振、5回は2死満塁のピンチを切り抜ける度胸あるマウンドさばき、惚れ惚れするわ~!
この投球が安定すれば、来季はホンマにローテの一角を狙えるで。
欲を言えばセットの投球がまだバラつきが大きいわな。この点をしっかりと克服していけば、ホンマの“岸2世”となるで。次回の投球も頼んまっせ!!」
1試合目と変わり9イニングス制となるダブルヘッダー第2試合は、4対1とリードして迎えた6回に野田投手が登板。しかし、エラーも絡んで失点を重ね、リードを守れませんでした。
野田投手コメント
「今日は腕が振れていた分、悔しい結果となりました。
課題としているインコースを攻めることは、右打者に対してはしっかりとできましたが、アウトコースの球が甘くなり、真っすぐを打たれてしまいました。
外国人選手はやはり、ストレートには強いです。もっと左右打者ともに、インコースをしっかりと攻めていきます。
もう1つ反省する点は、ツーシームが全て抜け球になってしまい、ストレートとスライダーの2種類で勝負していく形になってしまったことです。右打者にはツーシーム、左打者にはシュートをしっかりと、このオーストラリアで投げられるようにしていきたいです。
一球一球大事に投げていきます。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「エラー絡みでの失点やったけど、全体に投げ急ぎ、球も高めに集まる投球やったな。ただ、球自体はキレもあったんやけど…。
対左打者は完璧に抑えることができよったんやけど、対右打者がやはり、何かタイミングの外れる球が欲しいわな、縦変化の。まだ始まったばかりやし、習得していこな!」
6回、2死から野田投手が登板。外角へのスライダーで左打者をキャッチャーファウルフライに打ち取ると、次のイニングもマウンドへ上がります。先頭打者を空振り三振に仕留めたあと2人の走者を置きますが、続く打者をダブルプレーとし無失点に抑えました!
野田投手コメント
「今日は昨日の反省を生かすことができました。
右打者の対策としてツーシームを低めに集めることができ、空振りやゴロを取ることができました。
もう1つの課題として、左打者へのインコースから入ってくる甘いスライダーを安打されているので、左打者へのスライダーの制球の精度をもっと上げていきたいです。
外のスライダーだけではダメなので、インコース・アウトコースのストレートの精度をしっかりと上げていきたいです。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「Good Pitch!! 今日の試合前、ツーシームの握りと軌道を修正して試したところ、上手いこと縦変化になってゴロを打たすことができよった。意外に器用やな!とりあえず結果として抑えて、精神的に余裕が出るやろ。
チェンジアップもしかり、球の質を上げていこうな!! そうすれば来季の中継ぎとして大いに期待できるようになっていくな。」
次回のレポートもお楽しみに!