11月6日からビジターで行われた連戦は、3選手が出場した2戦目に延長戦、続く3戦目にはダブルヘッダーが組まれるなど厳しい日程に。それでも選手たちは全力で試合に臨み、多くの収穫を手にしました!
5時間をゆうに超える試合は、延長15回で決着がつき勝利しました!
佐野・山口両投手が登板すると、先発出場の星選手は最後までマスクをかぶり、投手陣を引っ張りました!
佐野投手コメント
「立ち上がりを3人で抑えられたのはすごくよかった。ストライク先行でバッターと勝負ができたと思います。
6回の交代した場面、先頭をヒットで出してしまい次の打者へ四球を出してしまいました。この四球が1番いらない四球です。その後、バント、ヒット、ヒットで2点を取られてしまいました。しっかりと投げる球に対して、意味を持たせなくてはいけないと思います。そして自分の考えたことと身体を一致させて投球することが課題となりました。これは本当の試合でなければ練習できません。
オーストラリアに来てすごくいい経験ができています。しっかりと成長します。そして必ず来シーズンにつなげたいと思います。」
山口投手コメント
「9回裏ノーアウト1塁の場面でマウンドに上がる。バッターに入りすぎて3球目にスチールされた。1点でも取られると“サヨナラ”の場面で、安易にいきすぎた。内野ゴロの間に3塁まで進まれたのでしっかり注意すべき点。前回の反省を、今回しっかり気持ちでカバーできたのは良かった。
11回裏、味方が2点取ってくれた直後の回、先頭バッターを三振に取るまでは良かったが、次のバッターを四球。さらに次のバッターにはホームラン。打たれるのはまだ仕方がないかもしれないが、四球は投手のミス。取ってくれた直後に取られるのは絶対に良くない。流れが相手にいってしまう。しっかりやれるところはやる。まず継続。」
星選手コメント
「先発の佐野は、これまで通り初回からテンポよく的を絞らせず、自分のペースで投げていたが、6回に先頭に二塁打を打たれてリズムを崩し、同点に追いつかれ交代。得点圏に走者を背負ってから慎重になりすぎたり、力んだり、平常心とは少し違った気持ちになったときのピッチングが、悪い方へ出てしまった。気持ちと身体のコントロールを実戦の中で磨き、1球で決められるか、投げ切れないのかでは、大きな“差”があるので、ぜひクリアしてもらいたい。
山口はピンチの場面での登板だったが、思い切りの良い腕の振りができていたと思う。同点本塁打を打たれた場面は、回をまたぎ四球を出した直後のストレートを狙い打ちされた。捕手としてもっと注意させるなり変化球でひと息つかせるなり、打者の目線を変えるなり引っ張ってやれたのではないか。まずは変化球を信じ、勇気を持って捕手がサインを出すこと。今後、実行していきたい。
打つ方は、最初から最後までシンプルに振ることができなかった。初の対戦、初の球場でスイングを小さく合わせてしまっている状態だったので、途中からゆっくり大きくタイミングを取ることを心掛けたが、修正しきれず無安打という結果になってしまった。また明日から、シンプルにゆったり大きくスイングすることを心掛けたい。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「熱闘!! 激闘!! まさに勝利に執念を燃やした試合!! 久しぶりに熱くなった試合でしたわ。
佐野ッチは立ち上がりのところはホンマに良うなっとるし、投球テンポやリズム、カウントも有利に進められとるし、安定感が出てきよるわ。が!!!!! 前回もそうやったけど、6回の先頭打者に安打された後の四球!! 四球!! がいかん!! 結果、1点でしのげるケースが同点になってしもうとる。勝てない要因や!! 自身の課題は着実につぶしていっとるが…な。もう一歩や!もう一歩!これを乗り切る投球ができれば、勝てる投手に変身やで!! 来季のローテ狙っていこうや!!!
山グッチも打たれはしたけど、投げっぷりが良くなってきているし、本塁打を打たれた次打者にも真っ向勝負し、詰まらせる投球が見えていたし。最低でもその投球が常に出てくるようにせなあかんな。まぁ、よう投げる練習はしとるし、投げな覚えん。遠投、キャッチボールの中でフォームやバランス、投球体力をつけていこう!! 継続は力なり~~~。」
前日の激闘で試合日程が変更になり、ダブルヘッダーの2試合が7イニング制となりました。第1試合では前日に続いて山口投手が登板。走者を1人置いた場面でしたが、わずか3球で相手打者を抑えています!
山口投手コメント
「6回の2点負けている場面。前日の投げたイメージを持ったまま投げることができた。肩の張りは少しあったが、前日の緩い感じよりかはむしろ良かった。しっかり力が入り安定感が肩にあった。打ち取った球は真ん中低めだったが、いつもよりは強い球がいったのでフライになったのだと思う。
まだまだだが、脚が安定しはじめているような感覚が今はある。膝を曲げて重心が低くなるのではなく、投げにいっても右足が地面を踏んでいるような感じ。だから左足に重心が乗れてきているのだと思う。継続していく。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「持ち前の速球でグイグイ押す投球ができ、いい感じが続いたやんか!
初の連投となるが、今日の方が球がきていたように見えたわ。コツコツ亀さん努力が実ってきたかな。生きのいい球やったな。こんな球が常時投げられたら、面白いんやろうな。」
前日の激闘でマスクをかぶり続けた星選手が、7番・捕手でこの日も先発出場。リード面では課題が残るも、打撃では手応えをつかみました!
星選手コメント
「ストライクゾーン内でうまく散らすことができず、早いカウントで安打されることが多かった。厳しい球、何かを意識させる球を使えないままやられてしまったので、状態のいい打者こそ、そういう球使いをして何かを仕掛けていきたい。
打つ方は昨日の反省を生かし、早めの始動、ゆったり大きく振ることを意識。自分の中で少し手応えを感じることができた。次の試合までに向上し、いい状態で臨めるよう取り組みたい。」
小野和義(編成部プロ担当)コメント
「星パパはダブルヘッダー第2試合で先発マスク!体にムチ打ってがんばってまっせ!!! こまめに相手打者の特徴をメモ取りながら、次の対戦に生かしていこうというところはさすが!!!
父ちゃんちょっとお疲れモードに入ってきたかな。それでも来季のため、家族のため、自分のためにがんばれ!!!」
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