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2017.09.23 SAT
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vsオリックス 第24回戦

チームの連敗ストップを託された先発・野上投手は初回、二塁手・浅村選手の好守もあって3者凡退。上々の立ち上がりを見せます。

するとその裏、先頭の1番・秋山選手が安打で出塁すると、その後4番・山川選手が適時打を放ち1対0。先制に成功します。

早々に援護を受けた野上投手は2回、得点圏に走者を背負いますが後続を打ち取り無失点に。3回も3人で料理し相手打線を抑え続けます。

追加点のほしい打線は5回、秋山選手が変化球を巧みに右翼線際へ運ぶ適時二塁打で貴重な1点を奪います。

野上投手は中盤に入っても安定した投球を展開。5回は3つのアウト全てを外野フライに打ち取ると、6回は上位打線から始まる攻撃を封じ、相手に付け入る隙を与えません。

打線は8回、3番・浅村選手が左中間を深々と破る2点適時二塁打で4対0。続く山川選手もフェンス直撃の適時二塁打を放ちダメ押し点を挙げます。

今季最長となる9回のマウンドに上がった野上投手は1死から安打を打たれるも、最後は小谷野選手を遊ゴロに打ち取り試合終了。野上投手はプロ9年目で初の完封勝利、そして4年ぶりの2ケタ勝利を達成しチームの連敗を止めました。

今日のヒーローは山川選手、岡田選手、野上投手です!

ファンとともに万歳
ビクトリーロードの上でファンに挨拶
今日のヒーロー3人

-まずは山川穂高選手です!

(山川)こんばんは!

-まずは先制タイムリーの場面から聞かせてください。

(山川)たまたまです。良かったです。

-たまたまですか?

(山川)打ったら飛んでいきました。

-投手戦で点が取れない展開の中で、最後の3本目のヒット。貴重なヒットになりました。

(山川)良い形で打てました。

-3安打猛打賞。バッティングの状態はずっと良い状態が続いているのではないですか?

(山川)ピッチャーとしっかり勝負できていると思うので、このまま最後まで続けていきたいと思います。

-ホームランではなかったので、ステーキではないですね?

(山川)はい、ステーキではないですね。

-3安打猛打賞は今季3度目ですかね。

(山川)分からないです。

-ホームランよりも少ないので、ステーキにしてもらったらどうでしょう?

(山川)ステーキはホームランを打ったときでいいです。

-マリーンズ戦3連敗を止めた今日の試合、良い活躍でした。ファンの皆さんに一言お願いします。

(山川)残り試合も少ないので全部勝つくらいの気持ちで行きたいと思います!

-続いてはキャッチャーとしてもバッターとしても素晴らしい活躍。岡田雅利選手です! お立ち台は5月以来ですか?

(岡田)覚えていないですし何もしていないで…はい。疲れました。

-まずバッティングの方から聞きましょうか。中押し点がほしい場面での送りバント。あそこはいかがでしたか?

(岡田)「送りバンター」なので、しっかり送らないと皆さんに怒られてしまうので必死で頑張りました。

-そして2対0で迎えた8回、何としても追加点がほしい場面での先頭バッター。あの2ベースはいかがでしたか?

(岡田)監督から「スライダーを狙っていけ」と言われていたので、スライダーを逃したらこれからはスタメンないなと。必死で食らいついた結果、2ベースになったので良かったです。

-そしてキャッチャーの方では野上投手のリードです。今日はいかがでしたか?

(岡田)野上さんのおかげなので、自分はサインを出していただけです。本当にいい投手と組ませてもらって良かったです。

-このところ、スタメンでマスクを被ることが大変多くなりました。もちろん失敗することは誰でもありますが、今日のピッチングは連敗をストップするという形のリードになりましたね。改めていかがですか?

(岡田)最高でーす!!

-さぁ、残り少なくなりました。とにかく2位を死守しなければいけない段階になりました。多くのファンが来ていますので一言お願いします。

(岡田)自分は何も貢献できないかもしれませんが、しっかり2位をガッチリつかんでこのグラウンドで戦います。応援よろしくお願いします!

-そしてプロ9年目で初めての完封勝利、野上投手です! 2ケタ勝利に王手が掛かって、2試合足踏みが続いていました。まず2ケタの味から聞かせてください。

(野上)分からないです…。

-それでは、完封勝利の味はいかがですか?

(野上)最高です!

-これまで2度チャレンジして失敗した完封勝利でしたが、改めて最後のバッターを打ち取った瞬間はいかがでしたか?

(野上)ホームランが頭をよぎっていました。

-ボールがファーストミットに収まった瞬間、いかがでしたか?

(野上)疲れがどっと出ました。

-チームがマリーンズ戦3連敗して、2位を死守しなければならない段階での今日のピッチングです。本人はもちろんそうですが、プレッシャーはどうだったのですか?

(野上)プレッシャーは特にありませんでした。ここ2試合、先発として仕事ができてなかったので、まずは自分の仕事をキッチリやろうと頑張りました。

-今日のピッチングでは何が一番良かったですか?

(野上)岡田のリードが良かったです。

-岡田選手も拍手しています。でもやっぱりバッテリーですからね。

(野上)良い共同作業ができたと思います。

-今日もメットライフドーム、ライオンズファンがたくさん来ております。それからテレビ、ラジオを通じてこの瞬間を味わった方がたくさんいます。改めて野上投手の口から2位死守、あるいはその上のコメントをお願いします。

(野上)まずはCSを突破できるように、精一杯頑張ります。そして、明日の高橋光成をよろしくお願いします!

-おめでとうございました。野上亮磨投手でした!

ヒーローインタビュー動画



辻監督コメント

(試合を振り返って)
苦しかったですね。
ただ野上がていねいにコントロールできていたし、10勝目が掛かっていたのでぜひ勝たせたかった。
そういう意味では、非常にうれしい。

(野上のピッチングについて)
試合前、モニターを見ながら「球がどうかな」と不安だったけど、試合に入って力まずコントロール良く投げていたね。
何かをつかんだような気がします。

(今日の勝利でプロ初完封、4年ぶりの2ケタ勝利。チームに弾みがつく?)
さっき聞いたけど初完封と言っていたからね。
本人にとって2ケタ勝利は目標だったと思うし、あと1イニングというところで3点入ったのが効いた。
2点リードのままだと苦しいと投手コーチと話をしていたけど、
「どうします?」と聞かれて「完封しているなら行かなきゃダメ!」と話していました。

(打線について)
山川がしぶとく食らいついて、先制できたのが大きい。
相手先発の山岡が初回はもう一つという感じで点が取れたけど、その後は修正してなかなか点が取れなかった。
2点目も非常に大きかった。

(チームはこれで連敗ストップ)
確かに連敗していたけれど、それよりも今日の試合でいかに勝つかという部分で勝てたことだね。
選手たちも緊張した中で非常に良い試合をしてくれた。
チームとして明日からまたやってもらいたいと思います。

(明日の試合について)
明日は(高橋)光成が投げるからね。
不安な面もあるけれど球場にたくさん足を運んで頂き、光成の背中を押してもらって勝利できるように頑張ります。

試合ダイジェスト



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