vs楽天 第4回戦
先発・牧田が話したように「1球の大切さ」を痛感させられる試合でした。今季初となるコボスタ宮城でのイーグルス戦は、初回に先制するも8回に追いつかれ、1対1で延長に入る大熱戦に。12回まで持ち込み、引き分けまであと1死。しかし、8回にも同点本塁打を許しているジョーンズにサヨナラ本塁打を打たれて1対2。引き分けを目前にしながら、最後の最後に力尽きました。
先発・牧田は序盤から毎回得点圏に走者を置く苦しい投球。初回は2死3塁のピンチもジョーンズを内角への直球で空振り三振に仕留めると、3回の1死1,2塁の場面でも再びジョーンズの内角を突いて空振り三振に。走者を出しながらの投球も、清川投手コーチは「空振りは取れている」と評価します。
中盤に入ると、変化球を有効に使って自分のリズムをつくり始める牧田。5回と6回をそれぞれ3者凡退に抑えると、100球を超えた7回には2死3塁とされるも続く岡島を詰まらせて無失点に。8回には三振ゲッツーを奪い2死走者なしとしましたが、ここまで抑えてきたジョーンズにまさかのソロ本塁打を許し、あと一歩というところで同点とされました。それでも8回を投げて132球、被安打6、奪三振7、与四死球2、失点1と、孤軍奮闘の活躍を見せています。
初回に相手先発・美馬に対し右前安打で出塁した1番・森本は、犠打で2塁へ進みます。続く3番・栗山の左前安打で相手の守備がわずかにもたついたのを見逃しません。勢いよく3塁ベースを蹴ると、スピードを落とさずに本塁へ滑り込み、見事生還。相手の隙を見逃さず積極的に動く、伊原監督の目指す機動力を体現しました。
明日こそはイーグルス戦今季初白星を挙げるべく、相手のルーキー・松井裕を打ち崩しましょう。
伊原監督コメント
最後は歩かせろと言って投手コーチをマウンドに行かせたんだけど。
牧田がいいピッチングをしていただけに、打撃は相変わらずだ。
こんなにランナーが出たのに、森本みたいにくらいついていかないとな。