• FCログイン

閉じる

  • Lions
  • FCログイン
2013.05.04 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
2
0
1
0
2
2
0
1
0
2
0
1
2
1
2
X
R
H
7
13
9
14

vs北海道日本ハム 第7回戦

ホークスに3連敗を喫して本拠地・西武ドームに戻ってきたライオンズ。激しい点の取り合いの末、9対7とファイターズを振り払っての勝利です。

投手陣では、3対3と同点に追い付かれた後でマウンドに上がった2番手・坂元の力投が光りました。5回表、2死3塁となって出番を迎えた坂元は、中田、アブレイユを歩かせて満塁となりますが、続くホフパワーを低めの直球で中飛に仕留めます。

その裏に1点を勝ち越した後、続投となった6回表には、先頭の大谷を歩かせると、守備の乱れも重なり無死1,3塁と再び得点圏に走者を背負います。しかし、西川を浅い右飛に打ち取り、陽をフルカウントからのフォークボールで空振り三振に仕留めると、マウンド上で2度、雄叫びをあげます。続く今浪は、これに気圧されるように、高く打ち上げただけの遊飛で抑え込み、一打同点のピンチを乗り切りました。

坂元は1回1/3を33球、奪三振1、与四球3ながらも無安打、無失点に抑える気迫の投球内容。ベイスターズ時代の2010年8月27日以来の勝利は次回以降に持ち越しとなりましたが、地元・埼玉出身の坂元の熱投に今後も期待しましょう。

14安打で9得点を奪った打線の中では、昨日の試合、5打席全てで出塁を果たした5番・ヘルマンが好調を維持。今日もバットで奮闘しました。1回裏、2死1,2塁となって打席に向かうと、ファイターズの先発・ウルフが投じた外角低めの球をお得意のピッチャー返し。「ツーシーム。しっかりボールを見る自分のスタイルで行こうと思ってたよ」と、鋭い打球は中堅手の前に転がる先制適時打となります。

さらに、3回裏の第2打席では、2対2と同点に追い付いた後、1死1,2塁からファイターズの2番手・矢貫の内角高めの直球を、「打てる球をしっかり待つ事が僕のスタイル。その球が来たので打ちに行った」と、コンパクトなスイングではじき返します。打球は二塁手の頭上を越えて右中間へ。2打席連続となる適時打で、逆転に成功します。

そのスタイルの真価は、7対7の同点で迎えた8回裏、1死満塁で迎えた第5打席に発揮されました。ファイターズの5番手・増井に対してフルカウントに持ち込み、外角高めに外れる変化球をじっと見極めて、押し出しの四球を選んだヘルマン。今日の試合開始前の出塁率は .496となっています。「2回に1回出塁する男」の驚異の選球眼が決勝点をもたらしました。

また、1番・片岡が今季初アーチを描きました。1点リードの6回裏、2死2塁からファイターズの3番手・宮西の直球を振り抜くと、打球はバックスクリーン横に飛び込みます。貴重な追加点となる1号2点本塁打で、リードを広げました。「交代してしまったけど岸に勝ちを付けたかった。1点でも多く取ろうと試合に挑んだので追加点が取れて良かった。星(孝)君、誕生日おめでとう」と、試合中でも気遣いを忘れない姿勢で、チームを引っ張ります。

さらに片岡は、8回裏には先頭打者としてファイターズの5番手・増井から右前安打を放ち、4月24日以来の猛打賞を獲得。決勝のホームを踏みました。

4時間を超える激闘。西武ドームのスタンドを埋めたファンと、チームが一体となって連敗を脱しました。明日も勝って一気にカード勝ち越しを決めましょう!

今日のヒーローはヘルマン選手、片岡選手です!

-まずは、ヘルマン選手からお聞きします。8回裏に満塁で打席が回ってきましたが、どんな思いでしたか?

(ヘルマン)良い場面で回ってきたので、絶対に良い球をたたこうと思って待っていました。それが押し出しのフォアボールという結果につながりました。

-しっかりと見極めましたね。

(ヘルマン)これも、みんなチーム一丸となって一生懸命やった結果だと思います。3連敗した後の勝利というのは、すごい大切な1勝だと思いますし、これからも勝てるように頑張っていきたいと思います。

-その中でもヘルマン選手は今日、4度出塁して3打点です。その勝負強さも流石ですね。

(ヘルマン)出塁というのは、自分がチームに貢献できる一番のことだと思いますし、今日4回出塁できたのは、良いことだと思います。

-明日もデーゲームでファイターズ戦です。意気込みを聞かせて下さい。

(ヘルマン)明日も、自分たちの精一杯の力を出して勝てるように頑張りたいと思います!

-続いては、猛打賞の片岡選手です。ナイスバッティングでした!

(片岡)ありがとうございます。

-大きな声援が飛びました。お気持ちはいかがですか?

(片岡)こんなに大きな声援をいただけるとは思いませんでした。ありがとうございます。

-まずは、今季第1号ホームランの感触から聞かせて下さい。

(片岡)外野は越えると思っていたんですけど、オーバーフェンスしてくれて、追加点が取れてよかったです。

-貴重な2ランホームランだったのですが、どんな思いから生まれたホームランでしたか?

(片岡)岸君に勝ちをつけたかったんですけど、早い回で点数が取れないで、降板してしまいました。そういう思いがあったのですが、岸に負けはつけたくないので、そういう気持ちで打ちました。

-ホームにかえってきてから、ベンチ前でのパフォーマンスも、すごく気持ちよさそうでしたね。

(片岡)そうですね。みなさんも盛り上がって下さい。

-今日のシーソーゲーム、勝利の女神が微笑んだ要因はどのあたりでしょうか?

(片岡)みんながつなぐ意識を持って「小さい野球」をしたのが良かったです。

-今日は4時間を超えるゲームとなりました。たくさんのファンが残って見守ってくださいました。メッセージをお願いします。

(片岡)最後までありがとうございました。明日もよろしくお願いします!

渡辺監督コメント

今日はあまりにも課題が多すぎた。
今は頭の中で整理したり、今後どうやっていくのかを考えている。
ピッチャー、内野手とディフェンス全般で課題が残ったな。
ふがいないと言うのか、プロとしてのプレーを見せなくてはいけないよ。

片岡のホームランは終盤の苦しいところでの、効果的な一本だった。
でも、本来ならそのまま逃げ切らなくてはならないはず。

先発の岸はヒットもたくさん打たれているし、流れを変えなくてはならなかった。
今日の降板は仕方ないと考えている。

明日もたくさんのファンの皆さんが応援してくれると思うので、その期待に応えられるようキッチリとした野球を展開していきたいね。

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート