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2012.10.15 MON
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CSファーストステージ vs福岡ソフトバンク 第3回戦

札幌行きの切符に逆王手をかけ、迎えるホークスとの大一番。1対3とリードされて迎えた9回裏にオーティズのソロ本塁打で1点差に詰め寄りましたが、執念もあと一歩及ばず2対3で惜敗・・・。クライマックスシリーズファーストステージ敗退となり、頂点を狙った挑戦はここで終わりました。

昨日の試合後、渡辺監督が「とにかく全員選手を使うくらいの勢いで明日いきたいと思います」と話したように、主力をつぎ込む総力戦に。選手だけでなくベンチ、球場に詰めかけたファンも全力を尽くした今日の戦い。悔しい結果となったものの、中村のクライマックスシリーズファーストステージ3年連続となる本塁打、それに終盤に攻守で見せた粘りなど最後まで見せ場を作りました。

0対2と先制された直後の4回裏。相手先発・大隣に対し、先頭の2番・秋山が安打で反撃ののろしを上げるも、続く中島が倒れ2死走者無しに。好機がついえたかと思われましたが、4番・中村の一振りがその空気を一変させます。高めに浮いた直球を振り抜き、センターの左中間寄りスタンドに飛び込む今ステージ1号ソロ本塁打に。「点を取られた後だったので、何とかしたかったです」と振り返った一発で、スタンドではちぎれんばかりに旗がなびき、大きな波となって熱気が高まりました。

そして、終盤の手に汗握る攻防についても振り返りましょう。

1対3で迎えた8回裏、3番手・森福から2死1,2塁の好機を作り、中村が打席へ。外角低めの変化球を捉えて本塁打になろうかという打球を飛ばしましたが、あと一歩届きません。

しかし、ここで失いかけた流れを中堅手・秋山が守りで引き寄せます。9回表に小久保の大飛球を背走して滑り込みフェンスに激突しながらもつかむと、続く多村の左中間フェンスへの飛球も素早く落下点へ走りランニングキャッチ。秋山が連続で好守を見せ、スタンドのボルテージが高まりました。

その秋山の気迫を受け、9回裏に先頭の5番・オーティズがしっかり応えます。4番手・岡島から左翼席中段に飛び込む特大の一発を放ち、2対3の1点差。ライオンズらしい諦めない攻撃でスタンドの熱気が最高潮に。獅子の底力を最後まで見せ、全てを出しきり戦い抜きました。

両軍の緊張感、そして集中力が伝わったクライマックスシリーズファーストステージ。最終戦までもつれ込んだ勝負をわずかな差で落としましたが、この緊迫した舞台で得た選手たちの経験は、必ず今後に生きてきます。

今季も含め3年連続でクライマックスシリーズ進出を果たしてきましたが、日本シリーズ出場権をつかむことができず悔しい結果に終わっています。今季は途中で栗山と片岡といった主力が離脱しましたが、来季はその2人に加え、浅村や秋山といった若獅子のさらなる活躍が期待されます。来年も指揮を執る渡辺監督は「骨太のチームを作っていかなければ」と、気持ちを切り替えて来季を見据えています。チームをさらに強力なものとしましょう。そして悲願であるリーグ優勝、さらに日本一の座をつかみ取りましょう!

渡辺監督コメント

石井は何とか序盤のゲームは作ったと思う。
あそこでの交代はボールを見て。今日は継投でいくつもりだった。
動いてそれが裏目に出たら仕方ないなと思っていた。動かずにやられるよりはそっちを選択した。

中盤は0点という展開が続き、終盤に1点を取られたのは痛かった。何とか食らいついたけど。
でもみんながしっかりと全力を出しきったと思うし、いいゲームだったと思います。

この3連戦は超短期決戦で、先に点を取った方が自分たちのペースで試合を進めていけるという典型的なゲームだったと思うし、何とか防ごうと思った結果取られてしまった。
それを跳ね返すという力はなかった。

今季終盤とかファーストステージとか見ていても、チーム自体にひ弱さを感じる。もうちょっと骨太のチームを作っていかなければなと思います。

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