2004年~07年
光と影、伊東時代

前年オフ、伊東勤が選手を引退すると同時に監督に就任した。

伊東監督は第2次黄金時代を支えた捕手であり、チームの要であった。選手時代から監督就任が嘱望された伊東がどのような采配をふるうかが注目された。

2004年、プレーオフを制し2年ぶり15度目のリーグ優勝、9度目の日本一
2005年、勝率5割を切り、3位と低迷
2006年、最後まで首位争いを繰り広げるも2位、優勝も逃す
2007年、26年ぶりに屈辱のBクラス

就任1年目にリーグ優勝と日本一を達成した伊東監督であったが、4年目の5位という成績を受け辞任した。

西武は、29年の歴史の中で15回のリーグ優勝、9回の日本一が物語るように常に「勝つチーム」として認識されている。伊東監督の辞任はその認識を改めて知らせた。

監修:杉山茂(スポーツプロデューサー)

チーム成績

年度 順位 監督 試合数 勝率
2004年 優勝 伊東勤 133 74 58 1 0.561
2005年 3 伊東勤 136 67 69 0 0.493
2006年 2 伊東勤 136 80 54 2 0.597
2007年 5 伊東勤 144 66 76 2 0.465

打撃成績

年度 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
2004年 0.276 133 4604 718 1271 220 25 183 691 97
2005年 0.269 136 4611 604 1240 234 18 162 572 70
2006年 0.275 136 4652 645 1277 231 28 131 607 111
2007年 0.264 144 4797 564 1265 231 18 126 539 118

投手成績

年度 防御率 試合 勝利 敗北 セーブ 完投 完封 投球回 奪三振 失点
2004年 4.29 133 74 58 19 15 11 1203 965 656
2005年 4.27 136 67 69 26 22 12 1202 1020 636
2006年 3.64 136 80 54 31 27 5 1223 1004 556
2007年 3.82 144 66 76 33 14 7 1266 889 585