2016年
35年ぶりの3年連続Bクラス

ホームでの開幕戦、最終回に逆転サヨナラ勝ちと最高のスタートを切った2016シーズン。
しかしエース岸孝之が早々に負傷離脱すると、大黒柱を失った先発ローテーションを経験の浅い若手投手らで回す苦しい台所事情。この年に加入した新外国人投手が1勝もできなかったのも大きく響いた。
しかしルーキーの多和田真三郎がその大器の片鱗を見せつけ7勝をあげる活躍を見せると、中継ぎ陣では牧田和久・小石博孝・武隈祥太・増田達至の4投手が50試合以上登板しフル回転の活躍。来季へつながる大きな期待だ。

野手では4年目の金子侑司が一番に定着し躍動。“出塁”にこだわった打撃を徹底し、二番を打つ秋山翔吾と共に攻撃の起点となり、バファローズ糸井嘉男と並び盗塁王のタイトルを獲得した。秋山もチーム唯一のフルイニング出場を達成し、二番打者ながら打率.296とシーズン通して安定した成績を残した。

若手では3年目の山川穂高がシーズン中盤に一軍への切符を掴むと14本塁打を放ち結果を残した。レギュラー不在の遊撃のポジションには2年目の外崎修汰と1年目の呉念庭が抜擢され、それぞれ経験を積んだ。

若手の積極起用で来季への希望も見えたが、増えたのは失策数。12球団ワーストとなるシーズン101失策を記録し、接戦をものにできなかったことも響き、2016シーズンは64勝76敗3分のリーグ4位。35年ぶりの3年連続Bクラスという歴史的屈辱を受け、指揮を執ってきた田邊徳雄監督は辞任。
チームの立て直しは後任の辻発彦新監督へと引き継がれた。

スローガン

「BEAST! 強く、猛々しく。」

取得タイトル

最多盗塁
金子 侑司

主力選手成績

打者

選手名 打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
浅村 栄斗 0.309 143 557 73 172 40 0 24 82 8
秋山 翔吾 0.296 143 578 98 171 32 4 11 62 18
栗山 巧 0.279 135 477 52 133 30 2 3 41 0
金子 侑司 0.265 129 460 64 122 12 3 1 33 53
メヒア 0.252 137 511 73 129 26 0 35 103 1

投手

選手名 防御率 試合 セーブ ホールド 完投 完封 投球回 奪三振 失点
菊池 雄星 2.58 22 12 7 0 0 2 0 143 127 51
岸 孝之 2.49 19 9 7 0 0 2 1 130 1/3 104 42
多和田 真三郎 4.38 18 7 5 0 0 2 1 98 2/3 91 51
増田 達至 1.66 53 3 5 28 5 0 0 54 1/3 53 13
武隈 祥太 3.54 64 5 3 0 14 0 0 61 53 24

順位

順位 チーム
優勝 北海道日本ハム 143 87 53 3 0.621 -
2位 福岡ソフトバンク 143 83 54 6 0.606 2.5
3位 千葉ロッテ 143 72 68 3 0.514 15
4位 埼玉西武 143 64 76 3 0.457 23
5位 楽天 143 62 78 3 0.443 25
6位 オリックス 143 57 83 3 0.407 30