1994年
日本シリーズ

1994年 ライオンズ(2勝) - ジャイアンツ(4勝)

ライオンズ表彰選手

敢闘賞
清原 和博
優秀選手
辻 発彦

投打に圧倒!シリーズ初戦を飾る

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  西武ライオンズ 0 1 3 0 0 0 7 0 0 11
  読売ジャイアンツ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

1994年10月22日 第1戦(東京ドーム)

投手

【西】○渡辺久-橋本-潮崎-杉山-鹿取
【巨】●桑田-岡田-宮本-水野-香田

本塁打

【西】清原1号ソロ、田辺1号満塁

ライオンズ渡辺久・ジャイアンツ桑田の先発で始まった。2回、清原がライト方向への先制ホームラン。続く3回は伊東がヒットで出塁。渡辺久はバントを失敗したが、辻に四球、大塚もヒットで1死満塁となったところで佐々木がレフト前へ2点タイムリー。続く清原もタイムリーを放ち、4-0と優位に試合を進めた。

7回には田辺のレフトへの満塁ホームランなどで一挙7点を奪い試合を決めた。

好投工藤を援護できず、完封負けを喫す

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  西武ライオンズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  読売ジャイアンツ 1 0 0 0 0 0 0 0 X 1

1994年10月23日 第2戦(東京ドーム)

投手

【西】●工藤-石井丈
【巨】○槙原

先発は、同期・同じ愛知出身地の工藤、槙原の対決となった。工藤は初回、2死2塁から4番原にレフトへタイムリーを浴び先制を許す。工藤が与えたヒットは、この原のヒットと6回村田真に許した内野安打だけというほぼ完璧な内容だった。

対するライオンズは最終回、無死2塁のチャンスを作るもファインプレーに阻まれ完封負け。対戦成績を五分に戻された。

延長戦で力尽き…2連敗

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R
  読売ジャイアンツ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 2
  西武ライオンズ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

1994年10月25日 第3戦(西武ライオンズ球場)

投手

【巨】ジョーンズ-橋本-○石毛-桑田
【西】小野-●石井丈-杉山

第2戦に続いてジャイアンツに先取点を取られたライオンズは4回、ヒットで出塁した佐々木が盗塁、清原のタイムリーで同点とした。試合は延長戦へ。10回、ヒット、野選、送りバント、敬遠で1死満塁とされたところで川相にライトへ犠飛を打たれ、勝ち越された。

これが決勝点となり敗戦。対戦成績は1勝2敗となった。

連夜の激闘!2試合連続の延長戦を制す

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
  読売ジャイアンツ 0 2 0 0 2 0 0 0 1 0 0 0 5
  西武ライオンズ 1 0 0 0 0 1 0 3 0 0 0 1X 6

1994年10月26日 第4戦(西武ライオンズ球場)

投手

【巨】斎藤-橋本-●木田
【西】郭-潮崎-橋本-新谷-杉山-○石井丈

本塁打

【巨】松井1号2ラン、大久保1号ソロ
【西】清原2号ソロ

初回、佐々木のタイムリーでライオンズが先制するも、2回に郭が打ち込まれ逆転された。さらに4回にも2点を失うが、6回に清原のソロホームランで追い上げ、8回に大塚、清原のタイムリーで3点をあげて逆転。しかし9回、杉山が代打・大久保に同点ホームラン浴び、2試合連続で延長戦となった。

12回に辻、大塚の連打で作ったチャンスに佐々木がセンター前へサヨナラヒット。そして再び対戦成績をタイとした。

清原2発も…惨敗し王手を許す

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  読売ジャイアンツ 0 0 1 0 0 4 0 3 1 9
  西武ライオンズ 1 0 0 0 0 1 0 1 0 3

1994年10月27日 第5戦(西武ライオンズ球場)

投手

【巨】○桑田
【西】渡辺久-●杉山-橋本-鹿取-村田

本塁打

【巨】吉村1号ソロ、緒方1号満塁、コトー1号2ラン
【西】清原3号ソロ・4号ソロ

初回1死1、3塁から清原がライトに犠飛を放ち先制するも、4回に渡辺久がソロホームランを浴び同点。6回には、2番手・杉山の乱調につけ込けこまれ、途中出場の緒方にまさかの満塁ホームランを浴びてしまう。さらに終盤にも加点された。

桑田にライオンズは6、8回と清原がバックスクリーンへ2ホーマーを打つも及ばず、ジャイアンツに王手をかけられた。

終盤の追い上げ及ばず…シリーズ閉幕

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  西武ライオンズ 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
  読売ジャイアンツ 0 1 1 0 0 0 0 1 X 3

1994年10月29日 第6戦(東京ドーム)

投手

【西】●工藤-潮崎-石井丈
【巨】○槙原

本塁打

【巨】コトー2号ソロ

槙原、工藤と第2戦と同じ顔合わせで始まった。2、3回に1点ずつ奪われる苦しい展開。3回には鈴木健のライト前で2塁走者の辻がホームを狙うも、松井の好返球でタッチアウト。試合の流れをつかみ損なう。8回に1点を返したが、その裏に加点され再び2点差になる。9回、鈴木健が内野安打で出塁するも、代打・石毛が痛恨の併殺打。最後は、垣内が見逃しの三振でゲームセット。

ライオンズは2年連続で日本シリーズ敗退となってしまった。