ヘッダー

1954年 ライオンズ(3勝)- ドラゴンズ(4勝)

ライオンズ日本シリーズ初出場 12三振で初陣飾れず

第1戦 10月30日 中日

team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ライオンズ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
ドラゴンズ 1 0 0 0 0 0 0 4 X 5

投手

【L】●西村-川崎
【D】○杉下

本塁打

【L】
【D】

初のリーグ優勝を果たし、中日ドラゴンズとの日本シリーズへ進出した西鉄ライオンズ。中日球場で迎える初戦の先発は、ライオンズが22勝をあげた西村貞朗、対するドラゴンズは32勝をあげた杉下茂がマウンドに登った。

初回にドラゴンズは杉山のタイムリーで先制するが、ライオンズは4回にキャッチャー日比野の本塁打で同点にする。その後は投手戦となるが、8回に西村と代わった川崎が崩れ4失点。1-5で敗戦し、日本シリーズ初勝利とはならなかった。

ドラゴンズ先発の杉下は12奪三振の完投勝利で、この奪三振数は1999年まで45年続く日本シリーズ記録となった。

石川に完封され、よもやの連敗。

第2戦 10月31日 中日

team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ライオンズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ドラゴンズ 0 0 0 0 2 3 0 0 X 5

投手

【L】●大津-河村-北原
【D】○石川克-杉下

本塁打

【L】
【D】西沢1号

第2戦も序盤は投手戦の様相を呈し、ドラゴンズ・石川とライオンズ・大津の両先発が好投した。

5回に中西の失策後に本塁打を被弾し2失点。ライオンズは6回には1死1・2塁のチャンスを迎えるも、前日好投した杉下が連投で救援。河野は併殺打に倒れチャンスを逸した。

その裏のドラゴンズの攻撃ではヒット・フォアボールで立て続けにランナーを2人出し、代打・石川によるライトへのタイムリー2ベースなど、3失点にて万事休す。2連敗で本拠地・福岡に戻ることとなった。

河村の見事な完封劇で、日本シリーズ初勝利!

第3戦 11月2日 平和台球場

team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ドラゴンズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ライオンズ 1 0 0 1 0 0 0 3 X 5

投手

【D】●大島-徳永
【L】○河村

本塁打

【D】
【L】日比野2号

第3戦の先発はライオンズ・河村、ドラゴンズ・大島。ライオンズは初回に2番高倉・3番中西の連続四球に続き、4番大下のタイムリーで先制した。

その後はチャンスメークをするものの追加点は4回の日比野のソロホームランだけであった。8回にはドラゴンズのセカンド・井上の失策を機に、途中出場の仰木、上位に戻って河野、高倉の3連打で3点を追加した。

投げては河村が2安打・7三振の完封勝利。見事ライオンズに日本シリーズ初勝利をもたらした。

川崎の完封で2勝2敗のタイに!

第4戦 11月3日 平和台球場

team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ドラゴンズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ライオンズ 0 0 0 2 0 0 1 0 X 3

投手

【D】●杉下
【L】○川崎

本塁打

【G】
【L】

第4戦の先発はライオンズ・川崎、ドラゴンズ・杉下の顔ぶれ。杉下は第1戦・第2戦のような冴えがなく、初回から得点圏にランナーを置く苦しいピッチングであった。4回に大下のヒットを皮切りに、関口・豊田・仰木の3連打で2点を先制。そして7回には中西のタイムリーで1点を追加した。

ライオンズ先発の川崎は9回を3安打・5三振の完封勝利。試合時間は1時間36分と、今シリーズ最短であった。

1点差に追い上げるも、杉下の好投に屈する。

第5戦 11月4日 平和台球場

team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ドラゴンズ 1 0 0 0 0 0 0 1 1 3
ライオンズ 0 1 0 0 0 0 0 0 1 2

投手

【D】○杉下
【L】大津-西村-●河村

本塁打

【D】
【L】日比野3号

第5戦の先発に指名されたのはライオンズ・大津、ドラゴンズ・杉下。杉下は前日完投したなかでの連投で、今シリーズすでに20イニングを投げている中での登板となった。

ドラゴンズが1回に先制するも、ライオンズは2回に豊田のタイムリーで同点に追いついた。8回までは両チーム共にチャンスメークをするものの、得点にはつながらなかった。

ドラゴンズは8回・9回に1点ずつ加点し、ライオンズは最終回に日比野のホームランで1点差まで追い上げるも、杉下の好投に屈した。

第2戦の雪辱果たし、勝負は第7戦へ

第7戦 11月6日 中日

team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ライオンズ 0 0 0 0 0 3 1 0 0 4
ドラゴンズ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

投手

【L】川崎-河村-○大津
【D】●石川克-空谷

本塁打

【L】
【D】

ドラゴンズが王手をかけて名古屋に戻った第6戦は、ライオンズは第4戦に先発した川崎、ドラゴンズは第2戦に先発した石川を擁し、両チームとも必勝を期した。

ドラゴンズが3回に1点を先制するものの、6回にはライオンズが中西・大下・日比野のクリーンアップ3連打で同点に追いつき、豊田のタイムリー2塁打で2点を加えて逆転に成功した。7回にも中西の犠牲フライで1点を追加し、投げては5回途中からリリーフした大津が2安打に抑えるピッチングで、4-1でライオンズが勝利した。

対戦成績を3勝3敗の五分に戻し、第7戦に両チーム初の日本シリーズ制覇がかかることとなった。

1点に泣き、初の栄冠を逃す。

第7戦 11月7日 中日

team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ライオンズ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ドラゴンズ 0 0 0 0 0 0 1 0 X 1

投手

【L】●河村-川崎-西村
【D】○杉下

本塁打

【L】
【D】

初の栄冠を手にするのはライオンズか、ドラゴンズか。ライオンズは河村、ドラゴンズは杉下の先発で幕を開けた。

ドラゴンズは序盤毎回のように得点圏にランナーを進めるもあと一本が出ず、そしてライオンズは杉下の前に6回まで1安打に押さえられる展開となった。

ドラゴンズは7回に井上のタイムリー3塁打で先制、これが決勝点となった。杉下はライオンズ打線を28人、3安打、3三振に抑え、今シリーズ4回目の完投となった。MVPは杉下が選ばれ、ライオンズからは日比野がシリーズ首位打者、大下が敢闘賞に選出された。