1954~58年
栄光の史上最強“野武士”軍団

5シーズンで4度の優勝、2位1回と『最強』をほしいままにした「西鉄黄金期」だ。
南海とのデッドヒートは毎シーズン繰り広げられた。

1954年 終盤戦、南海の怒涛の18連勝を振り切っての優勝
1955年 貯金40の好成績もそれを上回り独走した南海に破れ2位
1956年 最終戦までもつれるも0.5ゲーム差で勝ち取って優勝
1957年 ”鉄腕”稲尾和久が躍動し、圧倒しての2連覇
1958年 夏場の猛追で南海と10.5ゲーム差をひっくり返しての3連覇

さらに、強烈なインパクトを残したのが西鉄のハイライトでもある1956年からの日本シリーズ3連覇である。
西鉄といえばこの時代のことを連想する。荒々しく、素質抜群で体力に満ち溢れた西鉄の選手たちは、多くの伝説を残し、野武士のような記憶に残る魅力的な大型チームであった。

監修:杉山茂(スポーツプロデューサー)

チーム成績

チーム名 監督 順位 試合数 勝率
1954年 西鉄ライオンズ 三原脩 1 140 90 47 3 0.657
1955年 西鉄ライオンズ 三原脩 2 144 90 50 4 0.643
1956年 西鉄ライオンズ 三原脩 1 154 96 51 7 0.646
1957年 西鉄ライオンズ 三原脩 1 132 83 44 5 0.648
1958年 西鉄ライオンズ 三原脩 1 130 78 47 5 0.619

打撃成績

打率 試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 盗塁
1954年 0.256 140 4679 590 1198 203 47 134 547 136
1955年 0.259 144 4859 663 1258 211 33 140 606 173
1956年 0.254 154 5075 611 1288 213 56 95 567 165
1957年 0.255 132 4401 546 1122 178 42 94 498 99
1958年 0.243 130 4309 511 1049 171 28 83 468 96

投手成績

防御率 試合 勝利 敗北 完投 完封 投球回 奪三振 失点
1954年 2.17 140 90 47 35 21 1281 752 379
1955年 2.68 144 90 50 40 19 1304 777 471
1956年 1.87 154 96 51 42 32 1384 902 372
1957年 2.15 132 83 44 37 23 1192 820 370
1958年 2.37 130 78 47 32 14 1164 862 370