2013年
クライマックスシリーズ

2013年ファーストステージ

相手打線の勢いを止められず初戦を落とす

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  千葉ロッテ
マリーンズ
1 0 2 1 1 1 0 5 0 11
  埼玉西武
ライオンズ
0 0 0 0 1 0 0 0 0 1

2013年10月12日 クライマックスシリーズファーストステージ第1戦(西武ドーム)

投手

【西】●岸-大石-高橋-増田-十亀
【ロ】古谷-○西野-カルロス・ロサ-内-藤岡

本塁打

【西】中村1号ソロ
【ロ】井口1号ソロ、サブロー1号ソロ、加藤1号3ラン

試合詳細

シーズン終盤の快進撃で、ホーム開催を勝ち取ったクライマックスシリーズファーストステージ。シーズン最終戦では投打で圧倒したマリーンズに対して、リーグ戦9連勝中と勢いに乗る岸が大事な初戦を任された。
1回表、簡単に2アウトを奪った岸だったが、マリーンズの3番・井口にソロホームランを献上し、その後も小刻みに得点を許す苦しい展開に。
しかし5回裏、攻略しきれなかった相手先発・古谷に対し、この回先頭の6番・中村が低めのスライダーを完璧に捉えると、弾丸のような飛球が左翼へ飛び、そのままスタンドに突き刺さるソロ本塁打に!反撃のムードを高める一発となった。
同点、逆転を狙うライオンズだったが、6回、7回と相手の継投の前に勢いを封じられると、8回にはマリーンズのルーキー加藤に3ランを打たれ1対11で敗戦、次戦での巻き返しを誓った。

前日のうっぷん晴らす猛打で逆王手!

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  千葉ロッテ
マリーンズ
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
  埼玉西武
ライオンズ
2 2 1 3 5 0 0 2 X 15

2013年10月13日 クライマックスシリーズファーストステージ第2戦(西武ドーム)

投手

【西】○岡本洋
【ロ】●松永-藤岡-レデズマ-服部

本塁打

【西】片岡1号2ラン、栗山1号3ラン

試合詳細

後がない状況で迎えたクライマックスシリーズファーストステージ第2戦。シーズンでも負けられない状態から勝ち進んできた獅子たちは、初回から積極的な攻撃を仕掛ける。
初回、相手先発・松永に対し、先頭の1番・ヘルマンが初球をたたき安打で出塁。この後1死2塁とし、3番・栗山は甘く入った直球を流し打ち。鋭いライナーを左翼線に運び、適時二塁打で先制。この一打でペースをつかんだのか、4番・浅村も適時二塁打で続き初回から2点を奪う。
2対0で迎えた2回裏には2死まで簡単に奪われるも、ヘルマンが初回に続き安打で出塁すると、続く片岡がバックスクリーンに飛び込む2点本塁打を放ち、ムードメーカーの会心の一撃に、スタンドもベンチも大いに沸いた。

昨日の取られた分を取り返すかのような猛打で5回まで毎回得点、さらに先発全員安打を含む計20安打を重ね、終わってみれば15対0で圧勝。相手の仙台行きに待ったをかけ、勝負を明日の決戦へ持ち込んだ。
先発・岡本洋は、大量援護にも気持ちを切らさず最後の打者・福浦を見逃し三振に仕留めて力強いガッツポーズ! 124球、被安打6、奪三振5、与四球1、無失点で2塁ベースすら踏ませず、見事な完封勝利だった。

牧田の力投むなしくファーストステージ敗退…

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
  千葉ロッテ
マリーンズ
0 0 0 0 1 1 0 2 0 4
  埼玉西武
ライオンズ
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1

2013年10月14日 クライマックスシリーズファーストステージ第3戦(西武ドーム)

投手

【西】●牧田-高橋-サファテ-涌井-ウィリアムス
【ロ】○唐川-内-カルロス・ロサ-S益田

本塁打

【ロ】鈴木1号ソロ、井口2号ソロ

試合詳細

次のステージへ進むための大一番となる、マリーンズとのクライマックスシリーズファーストステージ第3戦。お互いの意地がぶつかりあう戦いは、第1戦、第2戦とは打って変わり1点を争う熱戦に。
先発・牧田は中盤まで粘りの投球を見せたものの、5回と6回にそれぞれソロ本塁打を打たれ、6回途中で降板。リードを許したまま下がった牧田はベンチで悔し涙を見せた。

0対2で迎えた6回裏。ここまで攻め切れなかった相手先発・唐川に対し片岡と栗山の連打で無死1,3塁とすると、ここで2番手・内にスイッチ。ファーストステージで活躍を続ける4番・浅村と対峙!
0-1から外角の直球をはじき返して右方向へ大きな飛球を放つも、打球は惜しくもフェンス手前で捕球される。3塁走者が生還し犠飛となり1点差に詰め寄ったが、惜しい当たりに浅村は歯を食いしばるような表情を見せた。
1点を追う8回に点差を広げられてしまうと万事休す。1対4で敗戦となり、最後の最後まで執念を見せたが、日本一への夢はかなわず、クライマックスシリーズはファーストステージで敗退となった。

2013年ファイナルステージ

シーズン1位イーグルスと3位マリーンズの対戦となったファイナルステージは、1勝のアドバンテージを含む4勝1敗で、イーグルスがクライマックスシリーズを制覇した。
第1戦で先発して完封勝利を挙げ、第4戦でリリーフ登板しセーブを挙げた田中投手がMVPに輝き、シーズン24勝無敗の勢いそのままに、クライマックスシリーズでも大活躍を見せた。
イーグルスは球団創設以来初となる日本シリーズ進出を果たした。